
50代目前になり、休日は子育てが一段落した友だちからランチに誘われる回数が増えました。学生時代からの友だちともなれば、久しぶりの再会でも会話は途切れることなく続きます。そんな会話の中で、最近よく出てくる言葉が「あれあれ、何て名前だったっけ?」です。
会話は成立していますが、肝心の名前が出てこないのです。これは私が最近よく感じる「物忘れ」に関する体験談です。
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何げない会話の中で感じる「物忘れ」

もともと忘れっぽい性格ではあるものの、最近本当に多いのが「物忘れ」です。普段の何げない会話の中で、人の名前や行きたい場所など、頭では思い浮かぶのに名前が出てこない……思い出そうとすればするほど、深みにはまり思い出せなくなります。
同級生の友だちも同じようで、「あれあれ、なんて名前だったっけ?」「あー、わかるよ。あれでしょ。あれ。出てこないー」など、指示語で会話が進むこともしばしば。これで大丈夫なのかと自問自答を繰り返しています。このままこの「物忘れ」が進んで、認知症になるんじゃないかと心配になります。
知ってるのに思い出せないもどかしさ

喉元まで名前は出かかっているのに思い出せないほど、気持ち悪いことはありません。スマホを片手に、関連するであろうワードで検索して思い出す手がかりを探すこともしょっちゅうです。自分で思い出さず、スマホに頼ってしまうのが、良くないのではないかとも考えました。
答えを見つけ出す道具(スマホ)があるという安心感から「絶対思い出したい!」と思って頭を使っていないのではないかと考えたからです。「答えは出てくるだろう」と心のどこかで依存している感覚があるため、ちゃんと思い出す努力を怠っているのではないかと思い、一時スマホで検索するのをやめました。