- 2024.04.28
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「座っているのが一番しんどい…」退院後、生活がガラッと変わって #子宮頸がんゆる闘病記 29
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私は47歳で歯を4本失い、地元で有名な歯科医院でインプラント埋入手術を受けました。その後無事に4本のインプラントが入り、私は万事解決と大喜び。このときの私はインプラント埋入後に数々のトラブルが起こるとは、予想さえしていなかったのです。アラフィフの私が、4本のインプラント埋入後に体験した数々のトラブルについてお話しします。
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私は47歳のときに、合計200万円を支払ってインプラントを4本埋入しました。自腹による200万円は痛すぎる出費でしたが、再びかめる喜びを得られるならと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで治療を受けました。
途中でインプラントの上部構造の歯が欠けるなど若干のトラブルはありましたが、インプラント4本が無事埋入成功。歯科医師は「(私の歯根が)しっかりしているからインプラントが長持ちするだろう」と言ってくれました。担当の歯科医師はやさしい人で、私は絶大な信頼を寄せていました。
しかし、悲劇は間もなく訪れたのです。インプラント埋入後わずか1カ月で、左奥のインプラントがぐらつきました。急いで歯科医院に行くと、インプラント体(人工歯根)ではなく上部構造だけが緩んでいるから大丈夫とのこと。すぐに上部構造のねじを締め直してくれました。
歯科医師は「インプラントはなじむまで時間がかかるから、こういうことはよくある」と説明。信頼する歯科医師の言葉を得て、私は安心して帰宅しました。
その後、4本のインプラントは数カ月ごとに次々にぐらついていきました。さすがに頻度が高いため、私は不安な気持ちになります。歯科医師は「かみ合わせを整えるのは歯科医師にとって至難のわざ。ゆっくり整えていくしかない」と言いました。
私も以前からかみ合わせは一筋縄ではいかないと思っていたので、歯科医師の意見に納得。家が歯科医院から近いのもあり、インプラントがぐらついてもこまめに歯科医院に通ってねじを締めてもらえばいいと思うようになりました。
かみ合わせがうまくいくまで腰を据えてインプラントに取り組む覚悟を決めたのです。その後も1カ月置きぐらいのスパンでインプラントの上部構造は緩み、私は足繁く歯科医院に通うことになりました。
そんなある日、私がいつものようにインプラントがぐらついて歯科医院に行くと、なぜか歯科医師が受付へ。顔色が悪く、なんだか先生に怒られた小学生男子のようなすねた表情。「また緩みましたか~」となんだか力ない発言をして、奥の診療室に戻っていきました。
私の診察の番になり診察室に行くと、歯科医師はやはり元気がない様子。しかも私の口腔内を診ながら、開口一番「ああ」と苦虫をかみつぶしたような顔でため息をもらしたのです。
私は「先生はインプラントがぐらつくのはかみ合わせが整う過程だとおっしゃっていたから、私それまでは通いますよ」と笑顔で言いましたが、歯科医師の苦い顔は治りません。なんだか私まで不安になってきました。
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