「お願い、落ち着いて!」運転するたび豹変する夫。家族はいつもヒヤヒヤ…!【体験談】
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内科で診察を受け、帰宅した夫から聞かされた病名はまさかの「高血圧」でした。血圧が高い状態が続くと血管がもろくなり、ちょっとした刺激で鼻血が出てしまうそうです。
さらに入浴や飲酒は血圧を上げてしまうため、血が止まりにくくなるとのことで、夫のケースにぴったり当てはまっていました。
幸い、内服での治療を始めるほど重症の高血圧ではなかったため、食事療法と運動療法で様子を見ることに。痩せ型の夫は、これまで運動を意識的にすることはありませんでした。
それに私たち夫婦はそろって濃い味が好き。私の味付けに加え、夫は調味料を追加して食べることもしばしばあり、いつ高血圧になってもおかしくない生活をしていたことに気付かされたのです。
これまでは病気と無縁の生活を送っていましたが、夫の高血圧が判明してからは夫婦ともに健康を意識するようになりました。夫は電車通勤ですが「1駅分は歩く!」と決め、積極的に動くように。
自宅でもストレッチや筋トレなどをおこない、運動を習慣化させています。私は毎日作る食事に塩分を入れ過ぎていたと反省し、今はなるべく薄味で調理することを心がけるようになりました。
私も夫もまだまだ若いつもりでいましたが、気付けばお互いに40代。夫に関しては50代が迫っており、持病が判明してもおかしくない年齢になりつつあるのだと改めて実感させられました。
食事と運動ともに意識した生活をすることで、少しずつですが夫の血圧は下がり始めました。頑張る夫の姿を見習い、私も一緒に運動をしたり薄味の食事を作ったりと、生活習慣の見直しをしています。鼻血と高血圧に関係性があるとは思ってもいませんでしたが、あのまま放置していれば、夫の高血圧は確実に重症化していたに違いありません。大きな病気を引き起こす前に高血圧であることがわかり、本当によかったと思う出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)
1997年秋田大学医学部卒業 循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。
取材・文/ささきなみ
イラスト/サトウユカ
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