「危ないな」危険運転の車にモヤモヤ。信号無視ギリギリで走り去る姿を見た直後、突然現れたのは
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翌日は仕事でしたが、自営業なので夫に話して休みをもらい、娘に付き添われて総合病院へ向かいました。消化系の病気かもしれないと思い、消化器外科を受診。CT検査をすると、先生は「おなかの中が食べ物でいっぱいですね」とひと言。私の頭には「?」がたくさん……。まともに食事をしたのは2日前の焼き肉のときなのに、どうしておなかの中に食べ物がいっぱいなのか不思議で仕方ありませんでした。
先生によると、胃の中の物は消化されたら十二指腸へ流れていくもの。その際に、幽門という少し狭くなった場所を通るのですが、私の場合、何らかの理由でその幽門がかなり狭くなっていたとのこと。狭くなっていた幽門に、あまりかまれないまま飲み込まれたお肉がフタをしてしまい、胃の中の消化が止まっていたというのです。
家族と楽しく食べた焼き肉が、自分の胃の中で2日間も残り続けていたなんて驚きました。私は「幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)」と診断され、後日改めて上部消化管内視鏡検査をすることに。場合によっては手術する可能性があると聞き、「ただの食べ過ぎだろう」と思っていた私は衝撃を受けてしまいました。子どもたちはこの日にそれぞれの家へ帰る予定だったので、心配しながら帰って行きました。
上部消化管内視鏡検査をする日まで「なるべく流動食にしてください」と指示を受け、約1週間はおかゆなどを食べて過ごす日々。少しずつ消化はできているようですが、ずっとおなかいっぱいな感じの気持ち悪さと、時々逆流してくる胃酸に苦しめられました。
後日、上部消化管内視鏡検査をすると、消化もできており幽門は広くなっていたとのこと。先生から「意識して消化しやすいものを食べてください。半月後にもう一度上部消化管内視鏡検査をしてみて、手術が必要か検討しましょう」と言われ、私は食生活を見直して、できるだけ消化の良いものを食べるように。
結果、手術はしなくて済みました。先生からは「原因はこれ! と断定できないが、加齢も関係しているかもしれない。これからも食事に気を付けてくださいね」と言われ、とりあえずはひと安心しました。
それから食卓には消化の良い栄養を考えたメニューを採用。自分のためにしていたことですが、義両親や夫に大好評! 私の異変をきっかけに、家族にも健康的なメニューを提供できるようになり結果オーライでした。これからは自分で勝手に判断せず、どんなささいな体の異変でも迅速に病院を受診したいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
マンガ/山口がたこ
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