「たしかに周りの若い子たちは…」50代、老眼をしみじみ実感する瞬間は #五十路日和 21
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老眼というと、おじいちゃんやおばあちゃんのイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実は老眼は40歳以降から進んでいくといいます。となると40代、50代なら「近くが見えにくくなってはいたけれど、まさか老眼なんて!」とショックを受ける方もいらっしゃるでしょう。そこで、今回は40代、50代と老眼の関係について眼科医の田辺直樹先生に聞きました。
教えてくれたのは…
監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)
日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。
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老眼というと、個人的には新聞を読みにくそうにしているおじいちゃんの姿が思い浮かびます。老眼は病気なのでしょうか。
「老眼は病気ではありません。目の老化現象です。
レンズの役目をしている目の「水晶体」が硬くなり、さらに水晶体を調節する毛様体の筋肉(毛様体筋)の弾力性が低下して、必要な調節ができなくなることで起こります。
一番代表的な症状は近くの細かいものが見えにくくなることです。それに派生して目の疲れやかすみが起こることもあります」(田辺先生)。
老化ということは、年齢を重ねたら誰もが老眼になるということでしょうか。
「誰もが老眼になります。40歳ごろから始まり、自覚し始めるのは45歳ごろからが多いでしょう。60歳になると、老化しきるので進行も止まります。
進行のスピードにほとんど差はありませんが、自覚する年齢には個人差がありますね」(田辺先生)。

「視力は老眼と関係ありません。
視力が良くて眼鏡も必要ない人は、老眼を自覚しやすいですね。それまではっきり見えていた細かい字が見えにくくなるのですから。私のクリニックにも、視力が悪くなったと相談にくる方が多いです。老眼ですと説明するとびっくりされます」。
「近視でも老眼になります。
近くが見えるので私は老眼ではない、という方も多いですね。近視の人は裸眼では遠くは見えなくても近くは見えます。でも、遠くを見るときに眼鏡やコンタクトレンズをつけたとき、近くの物が見えない。これが老眼の症状なのです」。
「老眼鏡と老眼の進行は関係ありません。
老眼鏡をかけてもかけなくても、進行は止められません。老眼鏡を使わず細かいものを無理に見ようとすると、眼精疲労の原因となるので、目の矯正は必要になります」。
「専門家と選びましょう。
老眼鏡は市販もされているようですが、目は一人ひとり、状態が違います。多くは左右差があり、近視や遠視、乱視が混じっていることもあります。専門家に自分の目の状態をきちんと調べてもらって選びましょう」。
「ぜひ受診してください。
眼科の診察科目には眼鏡処方、というものがあります。眼鏡は眼鏡店で選ぶと思っている方もいます。もちろん、高い技術を持つ眼鏡店であれば良いのですが、すべてそのようなスタッフや機材をそろえた店だけではありません。
本当に自分に合う眼鏡を作るなら、眼科で度数を決めてもらうのがベストです。たとえ廉価な眼鏡店でも眼鏡の処方箋があればぴったり合うものが作れます」。
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