
長年のコンタクトレンズの使用に加え、加齢が原因で発症した眼瞼下垂。50歳になったのを機に、思い切って手術して治すことにしました。美容的な気がかりが解消したことで、心も体も軽~くなった私の体験談を紹介します。
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長年のハードレンズ装着に加齢で眼瞼下垂に
眼瞼下垂とは、まぶたが下がってきて見にくくなる病態のこと。大人になってからなる眼瞼下垂のほとんどは加齢の影響によるものだそうです。上まぶたを上げる筋肉の力が弱くなったり、その付着部である腱が弱くなったり、剥がれたり、穴が開いたりすることが主な原因。ハードコンタクトレンズを長年つけていたり、眼を開ける器械を使って眼の手術をおこなうと起こりやすい症状だそうです。
私は大学生のときからハードコンタクトレンズを使っており、使用歴は25年以上。おまけに47歳のときに網膜静脈閉塞症になって、目を開けて注射をした経験もあります。
最初に目の左右差が気になったのは、運転免許証の更新の際の顔写真がウインクし損ないのような左目になっていることでした。普段は見た目よりも2割増しくらいにじょうずに撮ってくれるのに「あれ? カメラマンさん変わったのかな?」「この顔で5年間も嫌だな(ペーパードライバーなので、万年ゴールド免許)」と思いました。
もうこの年齢になると、ほとんど自分の写真を撮らないように。だから、他人のせいにしてその後もほとんど気付かず、あまり気にしていなかったのです。
中程度の眼瞼下垂で自覚し、悲観的になる

もともと眼瞼下垂は一朝一夕になるわけではありません。おまけに、毎日見慣れている顔だけに自分自身では微妙な変化に気が付きません。たまに撮る写真で片目ウインク状態が続くことで、「あれ? 最近こんなんばっかだな」と思うように。左右差がひどいと感じたのは、上のまぶたが瞳孔部分にかかるようになったときでした(写真)。
そして、一度気になるとトコトン気になるように。周りの人はこの左右差に気付いているのか、左右差を気持ち悪いと思わないのか(夫に聞いたところ、そうだね。たしかに左右差あるねというような軽めの反応でした)……。
ネットで調べると、肩凝りや疲れやすくなるとも書いてありました。まさしくそれじゃないかと、更年期や生活習慣で起きる症状もすべて眼瞼下垂に結び付けてしまったりしました。何より左右差があることで、主に人に会う仕事をしているのに、人に会いたくなくなるし、自分に自信が持てなくなっていきました。