「疲れ、やる気が出ない」を更年期のせいにしないで!40・50代女性に多い橋本病の真実【医師解説】
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。

更年期に入って眠りが浅くなった自覚があり、疲労回復に時間がかかることも気になっていました。栄養バランスのとれた食事、ストレッチやヨガなどの軽い運動だけでは改善が見られず、リラックスできる空間をつくったほうが良いのではないかと思い至りました。ここでは更年期を乗り切るために、私がおこなった対策を紹介します。
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職業柄、仕事の資料が多く読書家の私の部屋は大きな本棚と机があり、二面ある窓の一部が隠れている状態でした。睡眠の質を上げる上で朝日を浴びることが大切だと知り、カーテンが開けやすく光を取り込みやすい部屋にしようと思ったのです。
自室は寝室も兼ねているので、愛読書や小説など仕事に絡まない書籍以外は別室の本棚に移動し、本棚を小型のものに変えて窓が全部見えるように模様替えしました。
私はダークブラウンの家具を好んで使用していましたが、慢性的な睡眠不足に悩まされるようになってから、圧迫感が気になるようになりました。
娘が進学のために1人暮らしを始めることになったので、娘が使っていた淡い色合いのウッディな家具をもらい受け、家具を入れ替えることにしたのです。白壁と高さのないライトブラウンの家具の組み合わせにしたことで圧迫感が軽減され、天井の広がりも感じられるようになりました。
それまでは本棚には隙間なくさまざまなサイズの書籍を詰め込んでいましたが、模様替えに合わせて整理したことで棚に余裕ができました。空いた棚に小さな観葉植物だけを置くなど、余白を意識したのです。
部屋でくつろいでいるときに目から情報が入り過ぎないようにすると疲れにくいと、体験から知ることができました。
化粧用のコットンなども樹脂製のキャニスターなどに入れ替えて、光や向こう側が見えるように配慮したこともあり、気分も上がったように思います。
更年期対策と聞くと、食事や運動など生活を整えることを連想する人が多いかもしれません。しかし、自律神経を整える意味では、生活空間を整えることも意味があるのだと気付く機会にもなりました。今後は寝具にもこだわって、睡眠の質を上げることで疲労回復しやすい環境をより進化させていきたいと考えています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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