- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
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ある日、出張先からホテルに戻ると、今までに感じたことのない激しい動悸、息苦しさ、ほてり、めまいを感じた私。「死ぬかもしれない」と感じたエピソードを紹介します。
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出張先には私の上司も同行していたので、救急外来に連れて行ってもらい、検査をしました。しかし、異常は見られませんでした。ところが次の日も体調が悪く、一旦休んでから実家へ送ってもらいました。その後、地元の内科を受診して検査をしてもらいましたが、異常なしでした。出張先の先輩が、「精神科に行ったほうがいいかもよ」と言ってくれたのを思い出し、精神科を紹介してもらいました。
早速、精神科を受診して医師に経緯を話すと、「パニック障害」と診断され、休職するように言われました。その後8カ月の休職を経て、今はパートとして勤務しています。
しかし、特定の状況ではないと症状が出ないこともあり、なかなか周囲からは理解してもらえない苦しみがあります。人が多いところへ行くと動悸などが出るため、大好きなライブにも行けなくなりました。3年たった今は、症状が軽くなっています。ゆっくりと病気と向き合いながら、生活しています。
発症前までできていた当たり前のことができなくなったのは、とても悔しかったです。働くことは、当たり前ではないことに気付かされました。また、精神疾患が体に与える影響が大きいことを身をもって感じました。(40代女性)
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/きょこ
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