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この先も続く長い人生を、誰もがいつまでも元気に若々しく過ごしたいと願っています。老化に負けずに健康な体と心を保つにはどうすれば良いのでしょうか。『「一生老けない」にいいこと超大全』の著者で、テレビ番組などでもおなじみの白澤卓二先生に老けないための体作りと心構えについてうかがいました。
教えてくれたのは…
白澤卓二先生(お茶の水健康長寿クリニック院長)
1958年神奈川県生まれ。医学博士。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。『100歳までボケない101の方法』、『老いに克つ 百寿の生き方』など著書は200冊以上。テレビ番組にも多数出演し、わかりやすい医学解説が好評を博している。
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――健康維持には体を動かすことが大切だといわれています。老けない体をつくるには、どのような運動をするのが良いのでしょうか?
白澤先生 運動は日常生活の中でおこなう動きをスムーズにするために必要なことです。
運動と聞くと腕立て伏せや腹筋のような動作をイメージしがちですが、例えば主婦の方が料理や掃除をするときに、腕立て伏せや腹筋をするときのような筋肉の使い方は必要ないですよね? 腕立て伏せや腹筋ではなく、雑巾がけをする、布団の上げ下げをする、洗濯物を物干し竿に干す、といった家事をしっかりとおこなうことが運動になる、と考えるのが良いと思います。
――ジムに通って体を動かすような運動はしなくても良い、ということでしょうか?
白澤先生 筋トレやジムのマシーンを使って運動をすると、日常生活では使わないような余計な筋肉がついてしまうんですね。私のクリニックにはそうした患者さんが少なくなく、余計な筋肉を落とすのに苦労しているんです。
――余計な筋肉というのは、例えばどういう状態のことなのでしょうか?
白澤先生 私のクリニックで一番苦労しているのは、ゴルフに熱心な患者さんです。そうした患者さんは、ゴルフの飛距離を伸ばすために打ちっぱなしに通ったり、自宅でスイングの練習をしています。
その患者さんがプロのゴルファーなら、話は別です。ゴルフの成績を伸ばすためには、特殊なトレーニングをして必要な筋肉をつけなければなりません。でも、普通の会社員の方は仕事でゴルフをするわけではありませんから、余計な筋肉をつける必要はないんです。
――余計な筋肉がつくと、体にはどのような弊害が生じるのでしょうか?
白澤先生 筋肉が緊張し、関節が変形するので、腰痛や肩の痛み、首の痛みといった症状が表れます。

――一般的には健康維持のための方法としてウォーキングが推奨されていますが、歩くことは問題ないでしょうか?
白澤先生 歩くこと自体には問題はないです。ただ、靴には気を付けてください。というのも、くるぶしから下の部分の足には26個の骨があり、左右合わせて52個です。私たちの体全体の骨の数が250個ですから、そのうち5分の1の骨が足に集中していることになります。これは、くるぶしから下の足がそれだけ重要なパーツであるということに他なりません。
ですから、足の機能をしっかりと使えるような靴を履くことが大切です。特にハイヒールや革靴は足の自然な動きを妨げてしまいますから、スニーカーのような歩きやすい靴で歩くことが大切です。
――歩くこと以外に先生のおすすめの運動がありましたら教えてください。
白澤先生 階段の昇り降りですね。階段といってもマンションなどの均一的なものではなく、神社やお寺にある石段のようなイレギュラーな階段のことです。路面の傾きが微妙に違う階段を昇り降りする際に、足首や膝関節、股関節がどれくらい柔軟に対応できるか。イレギュラーな階段を昇り降りすることで、筋肉と骨格を動かすための動きが脳の中でプログラムされるんですね。同様の効果が期待できるトレッキングも良い運動方法です。
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