「親友と呼べるの?」30年来の友人から怒りのメール。加齢で関係が変化…すれ違う2人が出した答えは
私は、人生の折り返し地点を過ぎた55歳の主婦。30年以上もの付き合いがある親友がいます。しかし、なんとなく関係がうまくいかなくなってしまいました。なぜ? …
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20〜30代のときに、旅行、出張、身内の不幸で3回飛行機に乗った経験のある私。ところが30代後半で2度目の妊娠をしてからはそのような機会もなくなり、公私ともに飛行機に乗る機会は一切なくなりました。その後、急に飛行機出張をすることに。そんなアラフィフの体験談です。
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もともと私は出張の多い職場に勤めており、コロナ禍前はしょっちゅう新幹線で出張に出ていました。地方出身でもあり、帰省にも新幹線を使っていたので、新幹線での移動はすっかり慣れっこ。でも唯一苦手な移動手段があり、それは飛行機でした。
30代後半で次男を妊娠したため、それ以降は子どもが幼いことを理由に飛行機での出張はすべて断っており、その後は離婚もあって旅行をする機会もなく、気が付けば飛行機にはもう12年も乗っていませんでした。しかもそれまでも、必ず誰かと一緒に飛行機に乗っていたため、生まれて一度もひとりで飛行機に乗ったことがないままアラフィフとなりました。
そんな中、時代はアフターコロナに。コロナ禍の間はオンラインで済んでいた出張案件も徐々に対面に戻り、飛行機距離での出張も復活。私にも北海道出張の機会が回って来たのです。
今回の出張は必須案件ではなかったため、行くかどうかはしばらく悩みました。ですが、子どもたちは成長しつつあるし、そろそろ私も「人生で経験しなかったこと」に挑戦してみたい……という思いが勝ち、出張を決めました。12年ぶりに飛行機に乗ること、初めての単独搭乗、そして初の北海道訪問。これらをアラフィフでクリアすることで、また1つ人生経験を重ねたいと感じたのです。
ただ、何せ12年ぶりなので、航空券の取り方もわからずあたふたしました。新幹線と違って航空会社がいろいろあり、料金もさまざま。右往左往しながら何とかチケットを取りましたが、空港に行ってまずどこで何をするのかもわからない。しばらくウロウロしてようやく無事に搭乗手続きを済ませました。
機内では12年ぶりの飛行機に興奮しっ放しで、ずっと窓に張り付いて外を眺めており、ドリンクサービスのキャビン・アテンダントさんの声掛けも耳に入らず、肩をたたかれてようやく気が付くという、まるで子どものような状態でした。
北海道に到着してからは、気持ちを切り替えて仕事モードに。出張なのでもちろん観光はできず、食事も会食ばかりでプライベートの楽しみは一切ありませんでしたが、夏場でも涼しい風が吹き抜けることや、建物が低く道が広々としていることに本州との違いを感じながら、何とか無事に2泊3日の出張を終えました。
帰路の飛行機は偶然にも知人と同じ便だったので、隣の席に変更してもらい、仕事の話をしながら飛行機での移動を終えました。飛行機の搭乗手続きもようやく要領をつかみ、次からはあたふたせずにスムーズにできるだろうと自信が付きました。
行ったところのない土地にひとりで飛行機に乗って往復できたという経験は、アラフィフの自分にも「まだまだ未経験のことに挑戦できる」という思いを高めてくれました。次は九州出張が控えていますが、こちらはもっとスムーズに飛行機移動ができるだろうと感じています。
私は海外渡航の経験がなく、国内旅行もほとんどしたことがないので、知らない土地が多いこともコンプレックスでした。でも今回改めて思ったのは、「アラフィフになっても未経験をクリアすることはできるんだ!」ということです。この年で未経験のことに挑戦するのは正直怖い気持ちもありますし、できれば避けたいという気持ちになってしまうこともあります。でも思い切って一度それを乗り越えてみれば、経験として血肉になると実感しました。
これからも無理のない範囲で、少しずつ人生の経験値を増やしていけたらと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/やましたともこ
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