体のだるさ、足の冷え…減圧症が原因で後遺症に苦しむ日々。私が体質改善できた意外な方法は
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
体調不良が続いていたある夏の日、ひどく暑く感じてたくさんの汗が出てきました。部屋にはエアコンが効いており涼しく快適なはずなのに、私は暑くてどうしようもない状態に。同じ部屋にいた家族に聞いても誰も暑くはないとのこと。おかしいなと思いながら我慢できずエアコンの温度を少し下げてみましたが、暑さは変わりません。特に上半身と首の辺りに汗がたくさん出ました。
★関連記事:更年期症状と自律神経失調症は同じ症状?異なる2つの診断を出された私の話【体験談】
体調不良は暑さと寒さが入れ替わるようになった日の約1週間前からありましたが、疲れがたまったから体調がすぐれないのだと考えていました。そう考えたのは毎日眠くて仕方がなかったからです。
実際、その日も風邪症状や腹痛などのはっきりとしたものはなく、疲れたときなどに度々起こっていた頭痛と何度寝ても眠くなるという眠気があっただけでした。
頭痛については以前に内科のかかりつけ医から鎮痛薬をもらって使っていたため、痛みはありませんでした。 そして家事も少しずつできていました。
しかし暑くて汗が出たのと同時にだるさが出たことで横になっていないとしんどくて動いていられません 。喉の渇きなどは感じていませんでしたが熱中症の初期症状ではないかと思い、水分を補給する、氷枕を使い薄着にして体を涼しくする、横になるなどの対処をしました。
しかし一向に暑さとだるさは改善されません。家族も私の突然の体調不良に心配をしていました。また、私だけが暑いという不思議な症状に驚いていました。
暑苦しさとだるさで横になっていると眠ってしまっていました。はっとして目が覚めると次は急に寒くなってきました。エアコンの効き過ぎというわけではなく、やはり私だけが寒くて仕方がなかったのです。寒さは全身にあり、夏だというのに毛布をかけないと寒くて仕方がありません。熱を測っても熱はなく、ぞくぞくするような寒気とだるさとしんどさでつらかったです。
一体自分に何が起こっているのかと不安になってきました。そして一番驚いたのは暑さと寒さが数時間おきに何度も入れ替わることでした。初めてのことで何が何だか訳がわかりませんでしたが、休日で病院が開いていなかったので、翌日まで我慢することに。
その日は食欲もなく横になっていましたが、暑くなったり寒くなったりしながら、もともと眠気があったものの何度も途中で目が覚めてしまい、眠ることはできました。
しばらく安静にしていたので異常なほどの暑さや寒さを感じる頻度が減ったような感じがしました。睡眠不足が原因なのかと思いましたが、あまりにも不思議な症状で不安が残るため病院へ行くことに。
そして診察では自律神経の乱れにより体温調節ができない状態になったためだと言われました。今回のような症状の原因としては、主に更年期の自律神経の乱れのほか、鉄欠乏性貧血が考えられるけれど、私の場合、血液検査の結果は問題がなかったので、50代という年齢から更年期に疲れとストレスが重なり一気にそのような症状が出たのかもしれないと言われました。
この時点ではまだだるさと疲れやすさが残っていたため、安静にして睡眠をしっかりとるようにとの指導がありました。それでも症状が続く場合は、病気が隠れていることもあるので詳しい検査が必要とのことでしたが、1週間が過ぎたころには元気になり普段の生活ができました。
それからは睡眠不足と運動不足に気を付けるようにして、なるべく疲れやストレスをためないように心掛けています。買い物など少しでも外に出るときは歩くようにしているからか、あれ以来、このような症状は一度も起きていません。
5歳上の姉から更年期に起きるいろいろな体調不良や症状を聞いてきました。しかし1日に何度も暑さと寒さを経験したという話は聞いたことがありませんでした。病気が隠れていることもあるため注意が必要ですが、更年期には体温調節がうまくできないことはよくあるそうです。また冷え性なども自律神経の乱れの1つだと言われました。
規則正しい生活はまだできない日が多いですが、睡眠不足のときは昼寝をする、なるべく歩いて行動することを心掛けるようにしています。簡単なことでも効果はあると感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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