- 2024.04.29
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「私の勲章!」おなかの手術痕をポジティブに考えられる理由とは #子宮頸がんゆる闘病記 30
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
「更年期障害=病気」という認識が薄かった私。その症状を実感するようになったとき、「ついに来たか!」と思ったものです。更年期障害と似たような別の病気もあると知り、自己判断は危険だと思った私の体験談です。
★関連記事:更年期の症状ってどんなもの? いつから? 更年期症状と更年期障害の違いとは?【更年期の基礎知識1】
私の母親は更年期障害になったことがありません。実感していなかっただけなのかもしれませんが、「特に悩まされることはなかった」ということでした。体質が似ていることもあり、それなら私も更年期障害にはならないかもしれないと思っていたのです。ところが、実際には違っていました。
40歳を過ぎたころから「ホットフラッシュ」に悩まされるようになったのです。最初は更年期障害だとは思っていませんでした。なんでこんなに暑く感じるのだろうと不思議に思っていたのですが、更年期障害の症状だということに気付きました。まさか自分に更年期が来るとは思ってもいませんでした。
とはいえ、自分で勝手に更年期障害だと決めつけてはいけないと思った私。インターネットで調べたところ、似たような症状の病気がいくつかあることがわかったからです。
例えば、内科を受診すると自律神経失調症と診断されることもあったり、婦人科へ行けば更年期障害、さらにうつ病などの精神疾患と診断されることもあると知りました。そんな話をネット上のみならず、周囲の身近な人たちからも聞いたことがありました。
私は、婦人科を受診するのが一番良いと思いました。あとは内科や症状に合わせて皮膚科、消化器科などを受診しようと思い、早速私は婦人科と内科を受診しました。
婦人科では更年期障害と診断を受けましたが、内科では自律神経失調症と言われました。診断名が違ったものの、私は子宮内膜症の検診で定期的に通っている婦人科での診断を信用することに。婦人科ではホルモン数値などもしっかり検査をして、漢方を処方されました。
婦人科で処方された漢方を服用するようになってから症状が緩和されたので、やはり更年期障害で間違いなかったと思います。40代になってからの体調不良は、まずは婦人科受診から始めるのがいいと身をもって体験しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
【駒形先生からのアドバイス】
更年期症状と自律神経失調症は同じです。45~55歳の更年期に自律神経が乱れれば「更年期症状」、更年期以外に乱れれば「自律神経失調症」となります。また、家事が進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングや問診をして、生活習慣の見直しを提案します。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診が勧められます。
文/そのここのこ
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