「妊娠は病気じゃない」と言い放った家事ゼロ夫。結婚20年目に妻が夫を台所に立たせた方法とは
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私は、同い年の夫と20歳で結婚し36歳で離婚を経験しました。私は付き合っていた当初から35歳手前まで夫のにおいも好きで、汗をかいたにおいも臭いと思わないくらい相性がいいのだと思っていました。夫の洋服を洗濯するのも大好きで、干すのも畳むのも毎日きれいにやってきた私。それなのに、あることをきっかけに夫の洗濯物も触るのが嫌になってしまったのです。その理由は……。
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私はにおいフェチではないのですが、夫と付き合うようになって、夫のにおいがすごく好きだなと感じていました。
結婚する前から同棲をするようになって、料理や掃除はもちろん、洗濯も私がしていました。夫は畜産会社で働いていたため、独特のにおいが作業着に染みついてしまいます。おまけに外での仕事であるため、夏場は何回も着替えるほどの汗をかいていました。
しかし、夫は汗をかいても臭くならない人でした。夫の洗濯物には家畜の独特なにおいで多少の臭さはありましたが、夫が仕事を頑張っていた証しでもあるため、嫌だなと感じることがなかったのです。そもそも夫は体臭がそんなにない人なのかもしれません。しかし、夫の汗も臭くないと感じる私は、「きっと相性がいいから夫のことを臭いと感じないんだ」と思っていたのです。
また、夫はたばこも吸いお酒も飲むので、多少はたばこのにおいが染みついていたりお酒臭くなる日があったりしましたが、私は全然平気でした。私はそんな夫のにおいのついた洋服を洗濯したり、干して畳んだりすることも好きで、夫の服はいつもきれいにしてクローゼットにしまっていました。
夫の洋服は柔軟剤より「夫のにおい」が染みついていて、恥ずかしい話ですが私はこの夫のにおいをかぐのが大好きだったのです。
それから私たちは結婚し、子どもが生まれました。結婚してから13年たったころ、子どもは7人になり、洗濯機は1日に2回以上回すことも増えていきました。
子ども7人分の服だけでも相当な量で畳むのも大変でしたが、結婚から13年たっても夫の洗濯物はきれいにしていました。なぜなら、夫のにおいがずっと大好きだったため、夫の洗濯物がたくさんあっても苦にならなかったからです。
夫は毎日たばこを吸っていましたが、服のにおいだけではなく、30歳を過ぎても体臭も臭くなりませんでした。しかし、34歳くらいになると煙が出るたばこをやめて、電子たばこを吸うように。そのころ、電子たばこの種類も増え、職場でもたばこを吸っていた人がみんな電子たばこを吸うようになっていたため、管理職になった夫は接待にも吸いやすい火を使わない電子たばこを選んだのです。
しかし、その電子たばこを吸うようになってから、私は夫の口臭が急に気になり始めました。明らかに電子たばこを吸っているせいで、とにかく近くで話したくない! と思うレベル。職場で指導する立場にあった夫が、この口臭で大丈夫なのかと心配になるほどだったため、私は夫に「口が電子たばこ臭くなってるよ」と教えてあげました。夫は「そんなに臭い?」と少し気にはしていましたが、たばこをやめられない夫は電子たばこを吸い続けていたのです。
35歳になるころ、においとは無関係ですが、夫婦仲がぎくしゃくし始めていました。そして、そのころには口臭だけではなく、夫が横を通るだけで「臭い!」と思うように。夫の車の中も臭くてたまらないと感じるようになりました。
「これは加齢臭なのかもしれないからしょうがない」と考え、我慢していました。しかし、いつも丁寧に扱っていた夫の洗濯物を「触りたくない」と思うようになっていったのです。夫と一緒に暮らすようになってから14年間、夫の服をいつも大事に洗濯していたのに、夫婦仲が悪くなってから好きだったはずの夫の服のにおいもきらいになっていき、干すのも畳むのも苦痛で仕方がありませんでした。
ちょうどこのころから夫は育児に協力しなくなり、仕事から帰ってきても仕事が休みの日でも、いつも自分の遊びを優先するようになっていました。そんな夫の身勝手な行動がだんだんと目につくようになり、私だけではなく子どもたちまでもがストレスに感じるようになっていたのです。
そんな夫のことをきらいになっていくものの、子どもたちのためには我慢して一緒に暮らしていこうと考えていました。しかし、心は離れていくばかり。夫と一緒にいることが難しくなっていくのと同時に、大好きだったはずの夫の洗濯物は臭くて触りたくもなくなってしまったのです。
その後も夫本人はもとより、夫の洗濯物に触れるだけでもかなりの苦痛に感じてしまうようになってしまい、結局36歳のころに離婚。あんなに大好きだった夫のにおいなのに、夫のことがきらいになると、においまでも受け付けなくなるのだとびっくりしました。
いつも夫のにおいが染みついた洋服をかぎながら丁寧に干し、きれいに畳んでいたにもかかわらず、触りたくなくなって、雑に扱うようになった私。夫のことをきらいになったからにおいも受け付けなくなったのか、ただ単ににおいを受け付けられなくなったのか、今でもよくわかっていません。離婚して夫の洗濯物がなくなり、あのにおいをかがなくても済む生活は、正直とても快適です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/おみき
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