「生理前にイライラ」30代後半から始まったPMSの激しい怒り。試行錯誤の末に見つけた改善方法
40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状 …
ウーマンカレンダー woman calendar
40代、50代ともなると気になってくるのが「がん」。中でも婦人科系のがんは、女性ならではのものでやっぱり気になるものです。今回は、50代が発症年齢のピークの子宮体がんに注目。かかりやすいタイプや原因、症状、治療について産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
★関連記事:まさかの子宮体がんに!子宮と両卵巣の摘出手術で1週間入院に。そのとき家事が苦手な夫はどうなった?
子宮体がんは、がんの中でもどんな特徴があるのでしょうか。
「子宮の奥には妊娠すると胎児が宿る体部があります。この体部にできるのが子宮体がんです。
初期症状は不正出血で、茶褐色や黒い血液が一定量出ます。おりものに混じることもあります。生理痛のような下腹部の鈍痛や性交時に下腹部が痛むこともあります。
進行するとおなかが張る感じが強まり、最終的には子宮からリンパ節、腟、腹膜、肺などにがん細胞が転移することもあります。
すべてのがんの中での死亡率は高くないものの、婦人科系がんでは一番発症率が高いがんです。50代からの発症数が急増するのが特徴です」(駒形先生)。
50代から発症数が急増するのはなぜなのでしょうか。
「子宮体がんは子宮内膜の細胞が炎症を起こしてがん病変することから始まります。
閉経後の子宮内膜は、微量の女性ホルモン(エストロゲン)にも敏感に反応してしまう性質を持っています。 閉経後でも分泌されるエストロゲンに子宮内膜が長い時間さらされることで炎症を起こし、がんになっていくのです。
卵巣が働いている間は黄体ホルモン(プロゲステロン)が子宮内膜を保護してくれるので、閉経前には子宮体がんの発症が少ないのです。生理は子宮内膜を厚くさせて剥がすことで炎症が起きるのを防ぐ役割もあるのです」(駒形先生)。
肥満も高リスクの1つですが、なぜなのでしょうか。
「エストロゲンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類で構成されていますが、このうちエストロンは脂肪細胞から分泌されることがわかっています。
つまり、脂肪細胞の面積が大きければ大きいほど、つまり太っていれば太っているほどエストロンが分泌されやすくなります。
閉経後、エストロゲンに敏感に反応しやすくなった子宮内膜にこのエストロンが反応して炎症を起こしがんに変化する可能性が考えられます」(駒形先生)。
妊娠・出産経験がないことも高リスクになるのですね。
「子宮内膜はエストロゲンにさらされればさらされるほど炎症を起こしやすくなります。
妊娠・出産・授乳中は生理がなく、子宮内膜がエストロゲンにさらされることがありません。一方、妊娠・出産経験のない女性はそれだけ子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が増えるので、リスクが高いと言われるのです」(駒形先生)。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む40代後半から疲れが取れにくかったり、生理の周期が乱れ始めたりして、なんとなくそろそろ更年期に入っているのかな?と感じていました。生理に関しては周期の乱れはあるものの、経血量はそん...
続きを読む特に症状はないのに、健診で子宮筋腫と指摘された経験はありませんか? 筋腫というと悪性腫瘍=がんとの関連が気になったり、診断書には経過観察とあるものの、婦人科を受診するべきかどうか不...
続きを読む今まで何をするのも手早さが自慢だった私。例えば料理はいかに早くおいしく仕上げるか、掃除はいかに早く終わらせるか、常に時短を意識することがとても楽しみでした。しかし、50歳を目前に時...
続きを読む40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状 …
私が仕事を通して知り合った女性の先輩たちには経営者も多く、既婚・未婚問わず生き生きと生活している様子に憧れていました。ですが、閉経をきっかけに骨にヒビが …
更年期の数年、冬になると「また寝汗に苦しむ夜が来る……」と思うと更年期症状の気分の落ち込みに拍車がかかり、さらに症状が悪化するというマイナスループに陥っ …
40歳になったころ、突如として生じた喉の違和感。喉に何か詰まっているようで何度もせき払いをしたり水を飲んだりしましたが、その違和感は消えませんでした。そ …
若いころから 、仕事や恋の大きなトラブルがあった際には、夜眠れないほど落ち込むことがありました。ただ、それらはあくまでも一過性のことで、トラブルが解決も …
気持ちが悪くなるぐらい肩凝りがひどいときが続き、憂うつな日々。デスクワークなので、仕方がないのかなと思っていましたが、ある薬を病院で処方されてからはウソ …
閉経に向かう過程で女性ホルモンのエストロゲンは減っていくのが一般的です。しかし、一部では閉経に近づいている、または閉経後にもかかわらずエストロゲンが減ら …
40代は更年期の症状に悩まされることなく過ぎたので「私の更年期は軽い」と、高をくくっていた私。ところが50歳になって突如ホットフラッシュが始まり、それに …