- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
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私は市内の病院前にある薬局で事務員として働いています。昨年に先輩上司が定年退職を迎え、ついに私が最年長の職歴になりました。先輩の抜けた業務が重くのしかかるし、後輩に私の業務を引き継がなければなりません。ある日残業続きでついに体を壊してしまい……。
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長年慕ってきた頼りになる先輩が退職されてから、惜しむ間もなく私はプレッシャーを感じながらも毎日粛々と働いてきました。日々の窓口接客に加え、私の担当業務を後輩に説明して任せるのと並行して、先輩が担当していた業務を私が引き継ぐことと業務改善も……。
今になれば仕事量を調整して後輩に任せればよかったのですが、いずれも気付かぬうちに完璧を求めてしまったため、後輩の理解力の確認と手順の修正に追われる残業の日々が続いたのです。
そんなある日、出勤したら後輩が薬剤師に「○○さん(私)は私の仕事を信用していない。細かいから仕事量が増えて困る」と愚痴をこぼしている場所に遭遇! その光景を目の当たりにした私はショックで過呼吸を起こしてしまいました。
後輩にはわかりやすく説明して教えていたつもりが知らないうちに後輩を傷付けていたこと、私に直接言わず他部署の薬剤師に不満をこぼされて恥ずかしかったこと……今まで張りつめていた気持ちがプツリと切れてしまい、医務室でしばらく呼吸を落ち着かせてから早退することに。家に帰る途中の車内で涙とおえつがあふれ、私はその日から休職することになってしまいました。
突然起こった心身の崩壊で眠れず動けず食べられず……ついには心療内科に通い始めて抗うつ薬と抗不安薬と睡眠薬を飲み続け、3カ月ほどたったころから生活リズムが安定してきました。
精神面も徐々に回復してきたのですが、仕事復帰までの9カ月間で私は12kgも太ったのです。残業続きで働き詰めだったころはむしろゲッソリ痩せていましたが、さすがに体重12㎏の増加は体形が変わり果て今までの洋服が入りません。
洋服のサイズがSからLLになってしまった私は、息子の洋服を着るようになり、薬の影響による便秘と肌荒れで前髪をバッサリ眉毛の上まで切り、ファンデーションをはじめメイクをすべてやめました。
今回の出来事は仕事のストレスだけじゃなく、更年期の影響も重なって心身のバランスが崩れたのかもしれません。また体重増加も薬の影響だけではなく、更年期からくる新陳代謝の低下もあったような気がします。その後、ファッションやメイクより心地良さを優先した結果、私は見た目よりも心の持ち方や人への配慮にさらに気を配れるようになりました。仕事復帰後は後輩が頼もしくサポートしてくれて良い関係が築けています。アラフィフになった今、新しく生き直す良い気付きを与えてもらえた出来事だと思っています。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
文/新常理勢
マンガ/きびのあやとら
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