- 2025.12.07
- スクワランオイル, ときめけ!BBA塾, オイルでスキンケア, すてきなおばあちゃんになりたい, アラフォー,
「肌がベタつくのが嫌い」40代がオイル美容に再挑戦!苦手意識を覆した変化とは<ときめけBBA塾>
人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、ステキなおばあちゃんを目指す連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 以前はベタつくのが嫌いでオイル …
ウーマンカレンダー woman calendar

うなじを触るとふと気になった虫刺されのような膨らんだできものがありました。そのできものは痛みはないものの、日に日に大きくなり、毛穴を絞ると中からは皮脂の塊が飛び出してきました。何度も繰り返しできるうなじのできものが気になり、皮膚科を受診したところ、思いも寄らぬ診察結果が出たのです。肌トラブルに悩まされた体験談をお話しします。
★関連記事:背中にできものが!腫れて痛みが強くなり受診すると「粉瘤」の診断⇒2年後に再発して手術した結果

肌は幼いころから強く、ありがたいことにニキビやできものといった肌トラブルの少ない10代、20代を過ごしてきました。しかし、30代半ばを迎えたあるとき、うなじにふと手をやると、1cmほどのぽつっとしたできものが……。痛みやかゆみはなく、炎症を起こしている感じでもなかったため、虫さされか何かかな? と思った程度で、特に気にすることもありませんでした。
それから数日後、なんとなくそのできものが気になり、鏡でうなじを見てみると、なんと以前よりもぽっこりと膨れ上がっていたのです。しかし、やはり痛みはなく、指で押すとムニムニとした柔らかい触り心地。そしてまた数日後、できものはさらに膨れ上がって2cmほどの大きさになっていました。さすがにこれは普通ではない……と思い、できものを爪でキュっと絞ってみたところ、中から白い皮脂の塊のようなものが飛び出てきました。しかも、皮脂の塊からはものすごい悪臭が!
あまりの悪臭に驚きつつ、さらにできものを爪で絞ると、皮脂の塊は出てこなくなり、うなじのできものは平らに。ひどくないニキビのようなものかな? と思いながらも、出血などはなく肌も通常通りに落ち着いたため、特にアフターケアなどはせず、普通に過ごしたのです。
皮脂の塊を絞り出した後は、うなじのできものはすっかり消滅。その後、腫れたり痛みが出ることもなく、安心した毎日を過ごしていたおよそ2週間後、ふとうなじを触ってみると、なんとまた1cmほどにぽっこり膨らんだできものが出現していたのです! 前回のように、再度爪で絞ると皮脂の塊が出てきたため、次は再発しないようにと、しっかりと皮脂の塊を絞り出しました。
しかし、その1週間後くらいにまた5mmほどのできものが出現! 皮脂の塊の悪臭がすごかったことを思い出し、突起から臭いが出ていたらどうしよう……と不安になった私は、皮膚科を受診することにしたのです。

絞っても絞っても出現するうなじのできものに悩まされ、皮膚科を受診。すると、医師から告げられた診察結果は粉瘤(ふんりゅう)でした。これは皮膚の下に角質や皮脂汚れが袋状にたまり、腫瘍のようになっている症状とのこと。毛穴にたまった汚れのせいで、黒いホクロのような汚れが毛穴にフタをしているように見えることが多いようです。
今回は自分で汚れを絞り出しましたが、ひどい場合は皮脂の汚れを絞り出すことで毛穴が炎症を起こしてしまうため、自分では患部を触らないほうがいいと言われました。粉瘤の中にたまっているものは、いわば汚れの塊。そのため、粉瘤を爪で絞って出てきた皮脂の塊のようなものが悪臭を放っていたのです。
粉瘤が大きい場合は、局所麻酔をして粉瘤をくり抜くという簡単な手術があるそうですが、私のは手術するほどの大きさでもないとのこと。しかし、今後また粉瘤が大きくならないように、先生が粉瘤にたまった汚れを絞り出してくれました。その後、炎症止めの塗り薬を処方され、これを塗りながら様子を見ることになりました。
粉瘤は垢や皮脂が毛穴に詰まることからできることが多いという説明を受けました。しかし、不衛生にしているから粉瘤ができてしまう、というわけでもなく、特に決定的な原因はないとのことです。
うなじにできた腫瘍のようなものが粉瘤だとわかり、少しほっとしました。粉瘤自体はにおいは発しないそうですが、粉瘤の中にたまっている汚れが毛穴から飛び出すと、ひどい悪臭を放つため、普段から垢や皮脂汚れがたまらないようにケアすることが大切なのだそうです。
その後は、うなじの毛穴に汚れがたまらないよう、入浴の際はうなじ周辺を以前よりも入念に洗うことを心掛けました。また、角質がたまりやすくなるのを避けるため、スクラブなどでうなじのあたりをマッサージしたり、保湿もしっかりとしました。病院で処方された、炎症止めの塗り薬の効果もあったせいか、再び粉瘤ができることはなく、その後は無事に完治しました。
私が経験した粉瘤は、痛みはないものの、ぽっこりとしたできものが大きくなるという症状でした。絞り出した皮脂の塊がとにかく臭すぎてとてもショックだったこともあり、二度とできてほしくないと思っています。そのため、その後も粉瘤ができたあたりは入念にケアするようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
イラスト/マメ美
★関連記事:「え、いつもの粉瘤じゃない!?」勝手な思い込みで放置していたら…まさかの事態が!
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
40歳を過ぎてから、季節を問わず肌がカサカサすることが増えました。私は力を入れてゴシゴシと顔や体を洗ってしまいがち。それが肌を傷める原因の1つとネット記事で読んで知りました。そこに...
続きを読む30代や40代と年齢を重ねるにつれ、毛穴が気になり始める人もいるのでは? 本記事ではウーマンカレンダーユーザーの口コミを基に、おすすめの毛穴悩み用洗顔料のTOP3を紹介します。毛穴...
続きを読む「年を取っても若々しくいたい」、「実年齢よりも若く見られたい」と思っている女性は多いのでは。そのためには、日ごろからどんなことに気を付ければいいのでしょうか。メディアでもおなじみの...
続きを読む肌トラブルなど無縁だった私ですが、結婚・出産を経験した途端、ひどい手荒れに悩まされるようになりました。今まではかさついても、市販のハンドクリームを塗ればツヤツヤになったのに、あると...
続きを読む人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんが、ステキなおばあちゃんを目指す連載「ときめけBBA塾(ばばあじゅく)」。 以前はベタつくのが嫌いでオイル …
「肌にやさしい無添加化粧品を選びたい」と思った私。化粧品の成分表示と向き合う日々が始まりました。自然由来の成分で安心して使えるものを求めていましたが、現 …
40代後半に差しかかったころから、ふとした瞬間に「ん?」と感じることが増えました。鼻の下や顎、耳の裏あたりから、なんとなくチーズのような、脂っぽいような …
肩に小さなできものを見つけたとき、正直そんなに気にしていませんでした。様子の変化から病院を受診し、できものの正体を知ったとき、全身がぞっとしました。 ★ …
コンシーラーで涙袋を作れると知り、挑戦してみたときの話です。SNSでおすすめされていたアイテムを購入し、理想のぷっくりした涙袋に挑戦しました。しかし、思 …
肌トラブルなど無縁だった私ですが、結婚・出産を経験した途端、ひどい手荒れに悩まされるようになりました。今まではかさついても、市販のハンドクリームを塗れば …
年齢を重ねることで、若いときにはなかったシミ悩みを抱える人も少なくないはず。シミが目立つと老けて見えたり、自分のテンションも上がらなかったりしますよね。 …
4人の子どもを育てていた私はネイルとは無縁で、健康的な生活を送っていたので爪のトラブルが起こったこともありませんでした。しかし更年期を迎えてから爪が欠け …