「母が今日、亡くなったんです」予約していた整体からかかってきた電話のひと言にがくぜん
目次 1. 母の死で世界が止まった 2. 思いやりのない提案に絶句 3. 言葉一つで信頼は崩れる 4. まとめ 言葉一つで信頼は崩れる 私は「落ち着いた …
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そのおばあさんに違和感を覚えたのは、隣人が引っ越してきて間もないころのことです。隣人の家の横にはゴミの集積所があり、周辺約30世帯のゴミが出されます。ゴミ収集日の朝には、おばあさんが朝早くから集積所の傍らに立ってご近所さんに声を掛けていて、収集車がゴミを持っていった後も集積所を掃いていつも清潔にしておいてくれるので、とても助かっていました。
しかしある日、分別のルール違反で収集されなかったゴミが残った日がありました。新しく引っ越してくる人が増えていた時期で、この地域のゴミ出しルールにまだなじんでいない人がいたようです。集積所の管理をライフワークのようにしていたおばあさんも、文句が絶えませんでした。
そんなある日、おばあさんは分別違反で残されたゴミ袋を勝手に開け、犯人捜しを始めたのです。あるときは女性物の13号サイズの服が大量に出てきたと言って大柄な女性のいる家を怪しがり、あるときは子どもの氏名が書かれた学校のテストが出てきたと言ってその家に乗り込んでいったと聞きました。
プライバシーが重んじられる現代に、時代遅れの方法で正義感を振りかざすおばあさんに、近所の主婦たちは何も言えないまま戦々恐々としていました。
最初は人づてに聞くだけだったトラブルも、やがて私も当事者として関わることになりました。
わが家と隣人宅は地下に雨水貯水槽がある小さな空き地を隔てて並んでおり、所有地自体は接していません。私は空き地側の壁面につるバラを植えていて、初夏には若枝が一気に伸びます。それが空地に垂れ始めたので、週末に枝の処理をしようと考えていました。
ところが、週末に見てみると、あったはずの枝がすべて伐採されていたのです。若枝には翌年花がたくさん咲くので、バラ栽培を趣味にしていた私はがっかりしました。
その空き地に入ってくるのは、ボール遊びをする近所の子どもたちと、落ち葉の掃き掃除をする私か隣のおばあさんくらい。私は嫌な予感がしました。週明けの燃えるゴミの日、わが家のものとおぼしきバラの枝が短く切って束ねられ、ゴミに出されていたのです。後日近所のママ友から、おばあさんが空地から枝を運んでいるのを見たと聞きました。予感的中でした。
隣人の所有地に入ってしまった枝ならまだしも、一時的に空き地に垂れた他人の家の庭木を勝手に切るのは、たしか器物損壊にあたるはず……。腹が立ちましたが、円滑な近所付き合いを優先したい私は、それを隣人に伝えることはできませんでした。
おせっかいを通り越し、過干渉なおばあさんの問題行動は、この後もたびたびありました。
例えば、私が1カ月入院していたときには、代わりにゴミ出しをする夫に「最近奥さん見かけないけど」と、会うたびに聞いてきたそうです。退院後、道で会った近所のママ友に「ああ、いてよかった。最近姿が見えないから何かあったんじゃないかとおばあさんが言いふらしていたよ」と言うのです。「何かって何?」と眉をひそめると、「家を出て行ったとか、思ったのかな……」とママ友も苦笑。
そういえば以前、夫が単身赴任中に「旦那さん、最近見ないね」と聞かれたこともあります。このときは、単身赴任の話をして誤解を招くことはなかったのですが、娘が学校を休みがちのときには「最近、娘さん見かけないけど、家にいるの?」としつこく聞かれて困りました。どうもその時期、干している洗濯物に娘の制服がなかったことで、想像を膨らませたようです。ナイーブな問題ですし、相手が変なウワサを立てることを知っているだけに、正直に話す気にはなれませんでした。洗濯物を観察されているのも不愉快でした。
近所の人たちの話では、興味本位に他人の家のことに頭を突っ込み、勝手な想像を交えて近所に悪く言いふらすおばあさんの問題行動は、うちだけではないようです。おそらく、おばあさんは昔ながらの距離感で近所付き合いをしているのかもしれませんが、相互理解が必要な隣人とはいえ、現代はプライバシーが守られる時代。近所付き合いにもマナーが必要だと考えます。
マンガ/☆まりかな☆
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