「なんで知らない人たちが?」喪主は長男のはずなのに…遺品まで持ち去り困惑
近所で仲良くしていたおじいちゃんとおばあちゃんが亡くなったときのことです。最期はきちんと見送りたいと思っていたのですが、葬儀の日に会場を仕切っていたのは …
ウーマンカレンダー woman calendar

そのおばあさんに違和感を覚えたのは、隣人が引っ越してきて間もないころのことです。隣人の家の横にはゴミの集積所があり、周辺約30世帯のゴミが出されます。ゴミ収集日の朝には、おばあさんが朝早くから集積所の傍らに立ってご近所さんに声を掛けていて、収集車がゴミを持っていった後も集積所を掃いていつも清潔にしておいてくれるので、とても助かっていました。
しかしある日、分別のルール違反で収集されなかったゴミが残った日がありました。新しく引っ越してくる人が増えていた時期で、この地域のゴミ出しルールにまだなじんでいない人がいたようです。集積所の管理をライフワークのようにしていたおばあさんも、文句が絶えませんでした。
そんなある日、おばあさんは分別違反で残されたゴミ袋を勝手に開け、犯人捜しを始めたのです。あるときは女性物の13号サイズの服が大量に出てきたと言って大柄な女性のいる家を怪しがり、あるときは子どもの氏名が書かれた学校のテストが出てきたと言ってその家に乗り込んでいったと聞きました。
プライバシーが重んじられる現代に、時代遅れの方法で正義感を振りかざすおばあさんに、近所の主婦たちは何も言えないまま戦々恐々としていました。
最初は人づてに聞くだけだったトラブルも、やがて私も当事者として関わることになりました。
わが家と隣人宅は地下に雨水貯水槽がある小さな空き地を隔てて並んでおり、所有地自体は接していません。私は空き地側の壁面につるバラを植えていて、初夏には若枝が一気に伸びます。それが空地に垂れ始めたので、週末に枝の処理をしようと考えていました。
ところが、週末に見てみると、あったはずの枝がすべて伐採されていたのです。若枝には翌年花がたくさん咲くので、バラ栽培を趣味にしていた私はがっかりしました。
その空き地に入ってくるのは、ボール遊びをする近所の子どもたちと、落ち葉の掃き掃除をする私か隣のおばあさんくらい。私は嫌な予感がしました。週明けの燃えるゴミの日、わが家のものとおぼしきバラの枝が短く切って束ねられ、ゴミに出されていたのです。後日近所のママ友から、おばあさんが空地から枝を運んでいるのを見たと聞きました。予感的中でした。
隣人の所有地に入ってしまった枝ならまだしも、一時的に空き地に垂れた他人の家の庭木を勝手に切るのは、たしか器物損壊にあたるはず……。腹が立ちましたが、円滑な近所付き合いを優先したい私は、それを隣人に伝えることはできませんでした。
おせっかいを通り越し、過干渉なおばあさんの問題行動は、この後もたびたびありました。
例えば、私が1カ月入院していたときには、代わりにゴミ出しをする夫に「最近奥さん見かけないけど」と、会うたびに聞いてきたそうです。退院後、道で会った近所のママ友に「ああ、いてよかった。最近姿が見えないから何かあったんじゃないかとおばあさんが言いふらしていたよ」と言うのです。「何かって何?」と眉をひそめると、「家を出て行ったとか、思ったのかな……」とママ友も苦笑。
そういえば以前、夫が単身赴任中に「旦那さん、最近見ないね」と聞かれたこともあります。このときは、単身赴任の話をして誤解を招くことはなかったのですが、娘が学校を休みがちのときには「最近、娘さん見かけないけど、家にいるの?」としつこく聞かれて困りました。どうもその時期、干している洗濯物に娘の制服がなかったことで、想像を膨らませたようです。ナイーブな問題ですし、相手が変なウワサを立てることを知っているだけに、正直に話す気にはなれませんでした。洗濯物を観察されているのも不愉快でした。
近所の人たちの話では、興味本位に他人の家のことに頭を突っ込み、勝手な想像を交えて近所に悪く言いふらすおばあさんの問題行動は、うちだけではないようです。おそらく、おばあさんは昔ながらの距離感で近所付き合いをしているのかもしれませんが、相互理解が必要な隣人とはいえ、現代はプライバシーが守られる時代。近所付き合いにもマナーが必要だと考えます。
マンガ/☆まりかな☆
★関連記事:「一軒家を購入することすら怖くなって…」モンスター隣人に出会ってしまった話【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
友人の家に遊びに行ったとき、部屋に強烈なにおいが漂っていました。「なんか臭くない?」と友人に指摘。どこからにおっているのか原因を探すと、まさかの事実が発覚しました。 ★関連記事:「...
続きを読むめいの結婚式を楽しみにしていた母は、新しいスーツを用意し、前日から準備に余念がありませんでした。ところが当日の朝、思わぬハプニングが続き、慌ただしく式場へ。そこで母が耳にしたのは、...
続きを読む友人の結婚式に招待された私は、特別な日だからと気合いを入れてドレスを選びました。しかし、その気合が思わぬ結果を招いてしまったのです。 ★関連記事:「冬の結婚式に黒タイツとファー!?...
続きを読む他人から口臭を指摘されると、ショックが大きいですよね。今回は子どもからの指摘や自分で気付いてヤバい……となった、口臭にまつわるエピソードを3つ紹介します。 ★関連記事:「トイレが臭...
続きを読む久しぶりに出席した友人の結婚式。大学時代の仲間たちにも会えるということで、私は胸を弾ませながら準備を進めていました。フォーマルな場ということもあり、服装やご祝儀袋の選び方にも細心の...
続きを読む近所で仲良くしていたおじいちゃんとおばあちゃんが亡くなったときのことです。最期はきちんと見送りたいと思っていたのですが、葬儀の日に会場を仕切っていたのは …
目次 1. 自分を見てくれている人がいる 2. いっぱいいっぱいだった私を救ったのは 3. 義家族と似た境遇だと気付き 4. まとめ いっぱいいっぱいだ …
走行中、落ち着かない動きをする車が目に入りました。なんとなく嫌な予感がして、その車の行方をつい目で追ってしまって……。まさかこの後、あんな場面を目にする …
目次 1. 「おいしい!」の笑顔がうれしくて 2. 机に置かれていた1枚のメモ 3. 好意が必ずしも伝わるとは限らない 4. まとめ 好意が必ずしも伝わ …
目次 1. 昔懐かしい言葉を連発 2. ファックス電話の意外な価値 3. カーナビではなく紙の地図!? 4. まとめ ファックス電話の意外な価値 先日、 …
目次 1. お気に入りのハイブランドの香水 2. 大切な香りとともに過ごす自分時間 3. 久しぶりすぎて… 4. まとめ 久しぶりすぎて… 先日、久しぶ …
久しぶりに出席した友人の結婚式。大学時代の仲間たちにも会えるということで、私は胸を弾ませながら準備を進めていました。フォーマルな場ということもあり、服装 …
目次 1. まとわり付くにんにく臭の正体は… 2. 夫の口臭に不満だったけれど… 3. 子どもからの直球な指摘に… 4. まとめ 子どもからの直球な指摘 …