「また貧血で再検査?」昼でも夜用ナプキンを使う私に医師が告げた意外な事実とは
いつも元気なつもりだった私。でも健康診断のたびに「貧血」で再検査でした。原因がわからず不安だったある日、医師のひと言が体のサインに気付かせてくれました。 …
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私は57歳。閉経して更年期の時期はすでに終わっています。更年期の時期には加齢に伴いさまざまな症状に悩まされました。生理周期が短くなり、動悸、息切れ、めまいに、気分が落ち込むことも。これらの症状はいわゆる更年期症状かなと思い、婦人科を受診すると予想外のことがわかりました。
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私が最初に変化を感じたのは40代後半のこと。生理の周期がだんだんと短くなり、生理痛が増すとともに経血の量も多くなってきたのです。生理中だけでなく普段から動悸、息切れがひどくなり、2階に上がるだけでも「はぁはぁぜいぜい」、時にはめまいで部屋中がぐるぐる回転し、しばらく横にならないと動けないという状態になることもありました。
ほかには、手足が異常に冷えてなかなか寝付けない、気分がすごく落ち込む……ということも。もしかして、これがいわゆる更年期症状というやつか~と思い、婦人科を受診しました。

総合病院の婦人科で血液検査とMRI検査を受けました。その結果、私の場合は子宮筋腫があり、そのせいで貧血がかなりひどくなっているということでした。子宮摘出手術か、ホルモン補充療法で生理を終わらせるという治療を勧められましたが、義母の介護や子どももまだ小さいこともあり、手術での入院や頻繁に通院することが難しいため、もう一度婦人科専門の病院を受診してみました。
幸いに良性の筋腫でしたので、閉経すれば筋腫は小さくなるとのこと、薬で症状を和らげる治療をしましょうと言われました。血流を良くして手足の冷えを解消し生理痛を和らげる漢方薬や、鉄分を補うための鉄剤を処方されました。
3カ月ほど薬を服用したところ、手足の冷えや生理痛が緩和され、動悸、息切れもだんだんと治まってきました。どうしてもつらいときは、市販の鎮痛薬にも頼りながら閉経までなんとか乗り切りました。

貧血の治療で鉄分を補う鉄剤を服用しましたが、自分でも勉強し、毎日の食事で鉄分を含む食材をとることで少しでも貧血の症状が良くなるように努めました。
まずはレバーや赤身肉、赤身の魚、卵、乳製品などのたんぱく質をとること。また、ビタミンCを含み、鉄分の吸収率をアップしてくれるという野菜、果物、いも類も積極的に食べること。つまりバランスの良い食事を心がけるようになりました。
さらには市販の鉄分入りの飲料も試してみました。また料理のときに鉄製の鍋やフライパンなどの調理器具を使うのも良いようです。あとコーヒー、紅茶、ウーロン茶は鉄分の吸収を悪くするタンニンを含むので控えたほうが良いとのことなので気を付けています。
更年期かと思って婦人科を受診してみたところ子宮筋腫が見つかったので、思い込まずに病院に行くことが大事だと実感しました。また加齢に伴い身体的、精神的な悩みも多くなる年ごろですが、新しいことに挑戦したり楽しみを見つけて明るく生活していきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
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