「毎日食べすぎていた」夫が2週間で5kg減!炭水化物抜きダイエットで気付いた食習慣の盲点
物心ついたころから、食べることが大好きだった私。子どものころは少しぽっちゃりしていましたが、運動部に入っていたのでカロリーの消費も多かったです。そのため …
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学生時代は部活で汗を流し、20代は仕事がハードでどんなに食べても太りませんでした。そんな私の体重が増え始めたのは退職した37歳のころ。在宅時間が増えてからです。気付けば1年で体重は49kgから57kgに激増。47歳、身長157.2㎝の私の適正体重はBMIで算出すると54.4kgなのに……。でも、ダイエットをしてもせいぜい±2kgの範囲を変動するくらいでなかなか痩せないのです。
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42歳のとき、某ダイエットコンテストに参加しました。私は食べた物を正確に記録するレコーディグダイエットと、あお向けに寝たまま床から垂直に足を持ち上げ、左右に足を開いて閉じる足パカ体操に取り組みました。
指定サイトに3カ月毎日、食べた物すべての写真と運動の内容をコメントとともに投稿。毎日コンビニデザート2つとスナック菓子1袋を食べていた食生活を改めただけで、最初の2週間で2kg減量することができました。
ダイエット開始2カ月後、レコーディングダイエットだけでは体重が落ちなくなったので、一般に痩せ期といわれる生理終了後7~10日間に運動を始めました。早朝30分のウォーキングと、20秒間の全力運動と10秒間の休憩を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返すタバタ式トレーニングです。結果3カ月で7kg減量し、敢闘賞を受賞することができました。
しかし翌年には、再就職のストレスによる過食でリバウンド……。でも、1度成功しているので、またダイエットを始めれば痩せられると過信していました。
外出できないコロナ禍での唯一の楽しみは、食べることでした。物産展中止で販売できなくなってしまった地方の特産物や、給食中止や飲食店休業で卸せなくなった余剰食材など、人助けの名目でどんどんお取り寄せして食べました。結果、体重は自己最高記録の58kg超えを更新。このままでは病気になると思い、ダイエットを再開しました。
5年前は甘い物を一切食べないだけで、2週間で2kg痩せたので、今回は甘い物とパンを一切食べないことに加え、友人が教えてくれた、2週間で痩せるというハンドクラップダンスを入浴前にYouTubeを見ながら2週間毎日おこないました。
ところが1kgも減りません。5年前より食事制限も運動もしているのになんで痩せないの?と、頭の中ははてなマークでいっぱいになりました。
5年前の「2週間で2kg減量」が私の基準だったので、効果の出ないクラップダンスはやめて、毎日3000歩ウォーキングを始めました。でも、5年前のようには体重が落ちず、0.1~0.2kg減っては3日間停滞するという繰り返し。しかもごはんを多めに食べると即1kg増えてしまいます。
何が5年前と違うのか考えました。私の場合、一番大きな違いは43~44歳ごろから眠れなくなったという点でした。連続3時間以上眠ることができないのです。ネットで調べると、睡眠不足だと成長ホルモンの分泌が下がり基礎代謝量が減るため、1カ月で約1kgの脂肪が体に蓄積されるとのことでした。
私が痩せない原因はこれだと思いました。生理周期の乱れも不正出血もあったので婦人科を受診し、不眠でつらいこと、ダイエットしても痩せないことを訴えました。
女医は「不正出血は少量なので問題はないけれど、生理周期の乱れは子宮の働きが落ちてきているせい。更年期症状として不眠を訴える人も多い。痩せにくいのは代謝が落ちたのに加えて、睡眠不足だと食欲が増すから」と、不眠に効く漢方薬の抑肝散(ヨクカンサン)を処方してくれました。
ダイエットに効果的な睡眠を取るために、一般的に成長ホルモンが出ると言われてる22~23時には熟睡したいと生活時間を見直すことにしました。今までは家族の最後に入浴していたのを20時半に早め、夕飯は夫の帰宅を待って20時ごろ食べていたのを遅くても19時半までには食べ始めることにしました。
抑肝散を毎食前に飲み始めてまだ10日ほどですが、夜中や明け方に目覚めることがなくなったので、私には合っているのだと思います。また1度目覚めるとそれきり眠れなくなっていたのが、今はまた眠れるように。処方された1カ月分の抑肝散の服用で、不眠と体質改善を目指したいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
【駒形先生よりアドバイス】
体全体の血液量は体重あたりで計算をするため、急激に体重を減らすと血虚(けっきょ:血が不足した状態)や気虚(ききょ:気力がない状態)の症状を起こしやすくなります。1カ月に体重の0.5%以内を落とすのが理想的で、皮膚がたるみにくいです。また、脂肪ではなく筋肉が減る可能性もあります。特に更年期前後の方は注意しましょう。
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