ツヤなし肌&パサつき髪の悩みがスッキリ!更年期世代のお手入れは「オイル」が鍵だった【体験談】
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こんにちは、ヘアメイクの辻有見子です。40代からのメイクについてお届けする連載「40代からのNGメイク」を担当します。梅雨時から夏にかけて、ファンデーションの崩れが気になる季節ですね。さらにマスクをしていると、こすれたり、湿気がこもったりしてより崩れがちに。今回は、崩れにくいファンデーションのテクニックについて考えていきたいと思います。
ほとんどの方が「梅雨時や夏にかけて、ファンデーションが崩れやすい」という経験があると思います。その原因は2つあります。
まず1つ目は、気温や湿度が高いことで汗をかきやすかったり、油分が出やすくなったりという肌の内面からの問題。2つ目は、屋外は空気中の水分値が上がって湿度が高い状態、屋内では空調が効いていて乾燥している状態という屋外と屋内の環境の差が激しくなることです。乾燥した屋内から湿度の高い屋外に出ると一気に汗や油分が出て、崩れやすくなってしまうのです。
そのため、肌の内部はしっとりしつつも、表面はさっぱりとした状態を作り、汗や油分に負けない夏肌を作ることが大切です。
それでは、具体的にどのようにしたらファンデーションの崩れを防げるのでしょうか。ファンデーションの塗り方? 下地の選び方? それももちろん大切ですが、一番大切なことはまず朝、崩れにくい肌の状態にしておくということです。
皆さん、朝と夜で基礎化粧品を変えていますか? 夜はたっぶりと化粧水と美容液、乳液、クリームをつけてもOKです。では、朝はどうでしょうか。朝も抜かりなく同じものをつけていませんか? 実は崩れない夏肌作りにはNGなんです! 朝の下地やファンデーションなどのメイク用品にはすでに保湿成分や油分が含まれています。朝はなるべく肌の内部はしっとり、表面はさっぱりとした状態を作っておくことが大切です。
具体的には、美容液や乳液、クリームは使わずにさっぱりタイプの化粧水と夏用の下地のみにするという基礎化粧品の引き算をおこないます。目の周りや口の周りの乾燥が気になる方は、部分的に少量の美容液か乳液を付けてもOKです。それでもお使いの基礎化粧品によって少しベタつきが残るようでしたら、ティッシュを広げて顔全体を押さえるようにして余分な油分を吸収してからメイクをするようにしてくださいね。
次に化粧下地の選び方です。私がお仕事でメイクをするときは、全体的なもの、小鼻周りなどの毛穴の目立つ場所のもの、目の下などのくすみをケアするものと、最低でも3つ以上の化粧下地を使っています。なぜかというと、下地できっちり肌を作っておくと、その後のファンデーションが少しの量で済み、結果的に崩れにくくてきれいな肌に仕上がるからです。オトナ女子のファンデーションは薄くするのが若見えの基本です。そのためにも化粧下地選びは重要となります。
まずは、化粧下地を夏用の物に変えてみてください。その際、保湿力もあって崩れにくいものを選んでくださいね。なかでもマスクや汗に負けない化粧下地としておすすめなのは、チャコットの「ラスティングベース」、サナの「毛穴パテ職人 テカリ防止下地」、キャンメイクの「マシュマロキープベース」です。
夏用のものはUVカット効果があるものがほとんどですので、顔用の日焼け止めはしなくてもOKです。夏用の化粧下地+ファンデーションというシンプルな考え方で大丈夫ですよ。
次にファンデーションについて。化粧品メーカーは春夏用、秋冬用と新作のファンデーションを出しています。思い切って変えてみるのも一つですが、なかなか夏用と冬用に変えるのは難しいですよね。そこで、リキッドファンデーション、パウダーファンデーションそれぞれについて夏の塗り方をお伝えします。
化粧下地のあとに手で全体にファンデーションを塗ってから、スポンジのきれいな部分で鼻周りやTゾーンの崩れやすい部分をポンポンと押さえていってください。こうすることによって、スポンジが必要のない油分を吸着してくれて、時間がたって皮脂が出てきても崩れにくい状態になります。
私個人は、乾燥するのが苦手で普段はリキッドのみなのですが、夏場はTゾーンを中心にルースパウダーを少しだけつけています。大切なことは、全体につけないということです。全体にパウダーをしてしまうと目の周りやほうれい線にパウダーが入り込み、より目立ってしまうという悲惨なことになります。
より下地が重要になります。化粧下地はまんべんなく顔全体に塗って、そのあと基礎化粧品を塗ったあとと同じようにティッシュオフして肌のベタつきを抑えてから、パウダーファンデをお顔の中心をメインに薄く伸ばしてくださいね。お顔の淵まで塗るのはNG。顔が大きく見える上に、汗をかいたときにフェイスラインから崩れてきてしまうので注意してください。
リキッドファンデーション、パウダーファンデーションともに必要な部分にのみに塗り、シミやくすみなど気になる部分にコンシーラーやコントロールカラーを足すようにしましょう。
今回は夏の崩れにくいファンデーションのテクニックについてお話をしてきました。私自身も、ご近所メイクのときは顔用の日焼け止めとルースパウダーのみ、お出かけのときは夏用下地とファンデーションというように使い分けています。
日焼けが気になる季節ですが、お顔用の日焼け止めはSPFが高ければ良い訳ではありません。下地、日焼け止め、ファンデーションとそれぞれに日焼け止め効果がある場合、SPFの数値は加算されて肌に負担となるので、紫外線の強いリゾート地で使う以外は日焼け止めは省く、もしくは極端に落としにくいものは避けてくださいね。
オトナ女子の夏のファンデーションは薄付きが若見えの基本です。化粧品の引き算をして、暑い夏をきれいなお肌で過ごしてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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