手術した場所に「え?」耳の裏にできた小さなできものの除去手術で起きた予期せぬ事態とは
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アラフィフに近づいてきたころ、太ももにぶよぶよした謎のできものが現われました。だんだん大きくなる謎のできもの。そのできものを診てもらうため皮膚科を受診した体験談を紹介します。
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大きさが5mmくらいのぶよぶよしたできものが太ももにできてから、「このできものは何だろう?」と疑問に思っていましたが、だんだんと心配になってきました。そして、病院は苦手ですが一念発起して、受診してみることにしました。場所が太ももの上のほうで恥ずかしさもあったため、女性の医師がいて口コミが良い皮膚科を選び、ネットで予約しました。
診察当日。順番が来て、ドキドキしながらできものを先生に見せると、「あぁ、これは軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)ですね。良性の皮膚腫瘍の一種で、うつることもないのであまり心配はいりません。まあ、気になるようでしたら今日の午後、レーザーで取ることもできますよ」とのこと。
レーザーで取る!? 心の準備が、先生……(心の声)。
「そうですか。取らなくても大丈夫なんですか?」とビビリの私はすかさず質問。
「ええ、取らなくでも大丈夫ですよ」と先生。よかったー!(心の声)
「では、ちょっと様子を見てみます」と伝え、その日はホッとしながら退散しました。

そのまま半年ほど様子を見ていましたが、その間も軟性線維腫はぶよぶよ度が増し、大きさは7mmほどに成長していました。あまり気にしないようにしていたのですが、やっぱり気になります。もしかしたらレーザーの他にも治療法があるかもしれない! わらをもつかむ思いで、セカンドオピニオンを聞きに別の皮膚科に行ってみました。しかし、現実はそう甘くありませんでした。
その先生も「あー、軟性線維腫ね。これくらい大きいとレーザーより、手術かしら。その場合、こちらではできないので外科を紹介するけど」と。えっ!? 外科!? なんか余計、大ごとになっていない?(心の声)
またしても、ビビリの私は急いで退散。
さらに半年が経過し、太もものぶよぶよさんはとうとう1cmほどに成長してしまいました。「レーザーは怖いけど外科で手術するよりマシかも」と勇気を振り絞って、最初に診てもらった先生のところに行きました。
先生からは炭酸ガスレーザーという治療法を提案されました。炭酸ガスレーザーとは、波長が10.6µmのレーザー光線で、主に水分に吸収され、照射により瞬間的に腫瘍などの表面を蒸散させ、皮膚の良性隆起性病変を除去するというものらしいです。局所麻酔はしますが、出血や痛みもなく、術後は抗生物質のクリームを塗り、テープを1週間ほど貼るだけで良いとのこと。
諸々の説明の後、早速、隣の部屋に通され、手術椅子へ。看護師さんが「(ぶよぶよさんの)写真撮りますね」と言うので、つられて私もスマホでパチリ。そんなリラックスモードの中、先生がやって来ていよいよレーザー治療の開始です。
「では麻酔を打ちますね」という言葉の後少しだけチクリとしましたが、麻酔が効けば痛みは感じないので、とりあえず安心でした。そして5分くらいのレーザー照射後、先生から「きれいに取れましたよ、見てください」と言われたので見てみると、1年以上、私の太ももにいたぶよぶよさんが取れていました!
その後、傷口も1週間くらいで回復し、特に問題なく治療を終えることができました。初めてのレーザー治療は緊張しましたし、初診料・施術費などすべて含め、約14,000円かかりましたが、なんとも言えない爽快感がありました。気になることが1つ消えると、それに使っていたエネルギーを他の分野に向けることができる! 思い切って挑戦してみてよかったー!
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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