「今ちょっと…」言えない!3世帯同居の夜、子作りのタイミングで響いた呼び出しの声【体験談】
目次 1. 3世帯同居の現実 2. タイミングを取る夜の緊張感 3. 次から決めた小さな工夫 4. まとめ 次から決めた小さな工夫 その経験をきっかけに …
ウーマンカレンダー woman calendar
子どもが1月1日から1泊2日で義母宅へ行くというので、私も同日程で夫宅へ向かうことに。夫には行くことを告げていませんでしたが「正月は子どもと一緒にこっちへ来ないか?」という誘いもあったので、きっと寂しいんだろうな……と思い、サプライズで訪ねることを決心。
どこか新婚気分になりながらウキウキで向かいました。
義母宅へ子どもを連れて行き、新年のあいさつなどをしていたため、夫の赴任先の家に到着したのは夕方でした。すっかり暗くなっていましたが、仕事だと言っていたので、そろそろ帰ってくるころかな? と思いながら家の前まで向かいます。
すると、家の電気が点いているのを発見。お正月だし仕事が早く終わったのかな? と思い、合鍵は持っていましたがあえてチャイムを鳴らすことにしました。
ピンポーン……と、チャイムは鳴りますが、夫は出て来ず。もう一度チャイムを鳴らしてみましたが、一向に出てくる気配がありません。
「電気を消し忘れて仕事に出たのかな?」と、考えた私は合鍵を使って入ることに。
鍵を開けてみると、部屋には誰もいない様子。しかし、ストーブや電気、コタツには電源が入ったまま。そこには今まで誰かがいた形跡がまざまざと残されていたのです。
え……どういうこと!? と一瞬頭が真っ白になりましたが、明らかに夫はその場にいません。勝手に誰かが夫の部屋を使っているの? などいろいろな疑問が頭をよぎり、怖くなった私は一旦玄関の外へ。そこで初めて夫に電話をしました。
家に来ていることを伝えると「え!?!?」と異様なほど驚き、急に会話はしどろもどろに。「中には入ったのか?」「誰かに会わなかったか?」など、よくわからない質問を投げかけられ、返答に困っていると「今から早急に帰る」と電話を切られました。
そこで私は「女だな……」と察したのです。浮気相手に逃げられては困るため、再び家に入ることにしました。
「誰かいるの?」と恐る恐る声をかけましたが返事はなし。改めて部屋の中を物色すると、女性が使うものや洗濯物が干してあるのを発見し、一緒に生活していることがうかがえました。
私は、気持ちも居場所もやり場がありませんでしたが、逃がしてはならない! と思い、出てくるよう仕掛けます。「誰かいるんですか? 警察に電話しますよ!」その言葉を聞いてか、お風呂場から1人の女性が出てきました。
そして驚いたことに、相手は結婚前に夫が浮気をしていた女性のAさんだったのです。
念の為、「Aさん?」と聞いてみると、女性は「そうです」と答えました。あきれ果てて言葉が続きません。そこへ夫が帰宅。
そこから、浮気の経緯を問いただすことになりました。
2人の同棲生活は半年前からスタート。しかも、呼び寄せたのは夫のほうだったというのです。呼び寄せた理由を聞くと、「自分が今働いているところのパート枠が空いていたから」とひと言。
なんと、2人は同じ職場で勤務していたのです! どうやら2人は私たちの結婚後も時折連絡を取り、会っていたとのこと。半年前に女性の職がなくなり、困っていたところに夫が声をかけたというのです。
そして、住む場所もないため夫の家で生活していた。自力でアパートを借りられるほどお金が貯まれば出て行く予定だった。今はもう男女関係はない、とのこと。
女性にはとにかく夫の家を出て行くよう伝え、夫にはアパートが決まるまで3時間かけて自宅から職場まで通うことを命じました。そして、ひたすら謝り続ける夫と一緒に私は黙ったまま自宅へ戻りました。
男女関係はないことをひたすら強調し、離婚だけはしたくないと言い続ける夫。しかし、どんな理由であれ、昔の浮気相手を呼び寄せて同じ職場で働き、ましてや一緒に生活するなんてあり得ないことです。結局、相手の女性は2週間後にはアパートを決め、夫の家を出て行きました。本当にお金がなく困っていたようでしたが、私には同情の余地もありませんでした。
自宅へ戻った夫は、毎日夜中の3時過ぎには家を出て、帰宅は夜の23時。反省の念を込めて行動している姿もあって、ひとまずは離婚を見送ることに。ですが、夫への不信感が今後なくなることはないでしょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
取材・文/ささきなみ
マンガ/へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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