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重い生理痛などは経験したこともなく過ごしてきましたが、40代に入ってから経血量が増えて日数も長くなり、ひと月の半分が体調不良ということもありました。何かの病気?と婦人科に行っても特に問題はなし……。体調不良が改善せずに悪化してしまった話をお伝えします。
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40代になると、早い人は更年期の症状が出てきてもおかしくないと聞いていた私。そのため、時々体調がすぐれないことがあると、「体調不良は更年期のせいかな? 仕方がないかな?」と諦めるようになりました。
実際に40代になってから、生理が重い・量が多い・長引くなどの症状が目立つようになり、出血がひどく動けないということも度々ありました。大量出血は長くても1~2日で、病院へ行こうかな? と思いながらも、出血のひどいときに病院に行くのは嫌だなという気持ちが強くありました。
そして、実際に行こうかと思ったときには出血が落ち着いていることがほとんどなので、病院へ行くチャンスがありませんでした。「更年期はもっとひどいはず」というイメージもあったので、この程度で行くのは恥ずかしいと思っていたのです。
2020年に腎盂腎炎になったことがあります。当時、腎盂腎炎の薬を服用していた時期に生理が重なって、初日から出血が多くいつもと違うなと思いました。生理というより出血というほうが合っている感じで、夜用の一番大きなサイズのナプキンを1時間で取り換えなくてはいけないほどでした。
このまま出血が治まらなかったらどうしよう……という不安があったので婦人科に相談しました。ですが、「腎盂腎炎の治療中ということもあって、出血量が多いのかもしれない」ということで、しばらく様子見となりました。
実際、病院に相談した翌日には量が少なくなり、いつもより長い生理ではありましたが、落ち着いていきました。そして腎盂腎炎の治療後はいつもと変わらぬ生理に戻ったため、薬が関係していたのかもしれないと思いました。
そして2022年、顔がまひして歪んでしまう三叉神経痛(俗称:顔面神経痛)の症状があって、その薬を飲んで通院をしているときに生理が始まり、経血量が増えてきました。薬局でもらった薬の説明書に薬の副作用で月経過多・生理不順も起きると書いてあったので、それなのかもしれないと思い、まずは薬局で薬の副作用について相談しました。薬剤師の方が言うには「その可能性はあるかもしれないですが、あまりにひどい場合には婦人科に行ってください」とのことでした。
三叉神経痛の治療薬は、病院での薬の投与と錠剤の服用の併用で、病院で投与された後は副作用のせいなのか、体全体がだるく動くことができなくなります。いつもは数時間でその不調も治まるのでその日も帰宅して横になっていましたが、おなかが痛くなってきたためトイレに入ったら、その瞬間に目の前が真っ暗になりました。
トイレにどのくらいいたのかわかりませんが、家族に起こされて目を覚ましました。血の気が引いているような感じで、気持ちが悪く、嘔吐と腹痛の繰り返しです。クラクラした頭で、いつもとは違うと感じましたが、動くことすらつらいため、その日は病院に行くことができませんでした。
翌朝、病院へ行き、薬の量を減らしてもらうことにしました。薬の量を減らしたことで、病院での投与後の不調もなくなり、その後は貧血で倒れたときのような不調を感じることなく生理も終わり、三叉神経痛の副作用と生理の量についての因果関係は結局わからずじまいでした。
私の生理中の大量出血は、薬を服用しているときがほとんどで、後日婦人科で検査をした結果、更年期の症状や子宮などの問題とは関係ありませんでした。生理不順などの症状は、病院に行くのが恥ずかしいので行かないとか、タイミングがわからずに適切な治療を受けることができないことが多いようです。事実、私も一番ひどい状態のときは受診ができませんでした。
副作用などの疑いがあるのか、あるいはそれ以外なのかは自己判断をせずに通院中の病院にまずは相談をして判断を仰ぐことで不安を解消するようにしています。最近は副作用・副反応などの話題が多かったので、今回は体調不良をすぐに病院で相談できたのがよかったと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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