
生理が順調ではなくなり、更年期を意識し始めて1年が過ぎた48歳のころ。化粧のノリが悪くなったり髪の毛がうまくまとまらなくなったりといった、見た目の変化が気になり始めました。肌はどんなに水分を補給しても化粧がのらないし、髪は思い切って高級なシャンプー&ヘアパックを使っても、パサつきやうねりが収まらなくなったのです。少し前までは、気になったときに丁寧にケアをすればすぐに元の調子に戻っていたのに……。そんな私の救世主となったものを紹介します。
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更年期の肌に足りないのは水分量?それとも…
若いときに美容雑誌などで学んだ肌のケア方法は、とにかく化粧水で水分を補給するというものでした。結果として改善していたので、これまでずっとそれを信じて実践してきました。でもここ最近は、いくら水分を補給しても肌の調子は良くなりません。髪も同様に、丁寧に洗髪をし、しっかりと栄養を与えたつもりでも以前のようなツヤは見られなくなってしまったのです。
何度しっかりとケアをしても、なかなか改善が見られなくなった私の肌と髪。そこで頭をよぎったのが「更年期」という3文字です。「更年期世代は水分を与えるだけじゃダメなのかもしれない」と考えるようになりました。
喪失した自信を取り戻したきっかけ
更年期が始まったのかもしれないと感じ始めてから、なんだか急に年を取ったような悲しい気持ちになっていました。生理が順調でなくなってから、ただでさえ女性としての自信がなくなり気味だというのに、その上肌や髪まで思い通りにならなくなるなんて、まるで年齢という悪魔にいじめられているかのように感じました。ついつい人の目が気になってしまい、このままずっと家に閉じこもって誰にも会わずに暮らしていけたら……などと考えたことさえあったんです。
でもそんなとき、母親が病気で入院して手術を受けたことをきっかけに、肌や髪のことで落ち込んでいた自分を恥ずかしく感じました。母はあんなに頑張っているのだから、健康な自分はもっと前向きにならなくちゃ!と。また母の入院中、肌や髪のことで悩んでいると話したところ、「何か良い方法がわかったら教えて! 私も試してみたい」と言われたのです。これで私にスイッチが入り、母のためにも落ち込んでばかりはいられない!と思うようになりました。