
男女ともに、痔の症状の中で最も多いのはいぼ痔なのだそう。特に肛門の内側にできる内痔核は痛みがなく気付きにくいので、出血などの自覚症状があっても恥ずかしさからすぐに病院を受診しない方も多いそうです。しかし、悪化すれば痛みを伴い、手術が必要になることも……。今回は、新婚旅行前に起きた私の夫の体験談をお話しします。
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新婚旅行は2週間後なのに…


いぼ痔が元に戻らない!?
夫といぼ痔の付き合いは20代のころからになります。仕事はデスクワークがメインで、食生活も不規則でした。それに加えてストレスも重なって便秘がちになっていたそう。
そのせいか、気付いたときにはすでにいぼ痔になっていたようです。排便時にたまに出血するくらいで痛みもなく、いぼが肛門の外に出たときには自分の指で戻せたため、病院に行くことありませんでした。
ところがある日のこと、排便時に激痛とともにいぼ痔が外に飛び出てしまったと大騒ぎ! いつものように元に戻そうとするも、痛みで自分では戻せなくなったらしいのです。
椅子に座るのもままならず、その日は仕事を早退して肛門科のある病院へ。診察の結果、「嵌頓痔核(かんとんじかく)」という状態になっており、「すぐに手術したほうが良い」 と日帰り手術を勧められました。
手術は午前中に下剤で腸を空っぽにし、お昼ごろから手術を開始するというもの。止血の経過を見るので、術後は2時間ほど病院で過ごしてから帰宅し、翌日も安静にして過ごす必要がありました。
しかし、夫が丸1日休める日は週末だけ! その日は痛み止めをもらって手術日までしのぐことになりました。