- 2024.04.26
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「楽しみがないんだよ」手術後の予想外の行動制限にショック!思わず涙が #子宮頸がんゆる闘病記 27
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夫は自身の体調や精神状態に不安を感じ、自ら心療内科を受診。その結果、うつ病と診断されました。
このころの夫は、不眠や食欲減退以外にも、好きなスポーツ観戦にも興味が持てなくなり、私には言いませんでしたが「死にたい」と思うこともあったそうです。医師に「症状は重いほうなので、仕事はすぐにでも休んだほうがいい」と言われました。
体調が良くなれば会社に復帰することもできましたが、夫は「急に休んで迷惑をかけているからこのまま辞めたい」と、退職を希望。救急搬送された日以降は出勤することはなく、傷病手当の手続きをおこなうと同時に退職の手続きも進めました。
それからしばらくは月2回、心療内科への通院をすることになりました。医師から処方された睡眠導入剤のおかげで不眠症状は早めに解消され、時にはスーパーに買い物に出かけることも。
症状が落ち着きつつあった夫は、ゆっくりとした日々を過ごしていました。しかし、働いていない罪悪感やこれからの不安で夫の気分がかなり落ち込んでいるのも感じました。
私も正直なところ「しっかり休むしかない」と割り切っていた半面、「もし治らなかったら……」という不安な思いもありました。幸い、傷病手当と夫の実家から生活費の支援があり、夫の給与がなくても何とか生活していけたことが救いでした。
うつ病の診断を受けて半年が過ぎたころ、夫は障害者手帳を取得しました。少しずつ将来のことを考えられるようになっていたようで、以前のようにがむしゃらに働くことはできないけれど、障害者雇用なら自分の状況を理解してもらいやすいのでは? と思ったのだとか。
しかし、焦って症状が再発してもいけないので「仕事のことは急がなくていい」とだけ夫に伝えていました。うつ病の診断を受けてから1年ほどたったころには通院も月1回になり、「遅いと思うかもしれませんが、順調な経過ですよ」と医師から励ましの言葉ももらいました。
体調が回復したこともあってか夫は少しずつ前向きになり、「仕事をするなら無理なく働けるところで」という希望を叶えるために、就労支援サービスに登録しました。
半年ほど通う中で、障害者雇用枠の募集があった仕事に応募し見事採用! 新しい職場へのさまざまな不安はあったようですが、自分の病歴を知った上での採用には安心感があったようです。
「今後も長く働き続けられるか」という部分も気にしていたようでしたが、こればっかりは夫次第なところもあるので「仕事は慣れていくしかないし、何かあったらまた休めばいい! と夫に伝えました。
現在は再就職先での勤務が1年以上続き、症状も安定しています。うつ病を発症して3年、薬も減りました。もっと早くに休むという選択ができていれば違ったかもしれませんが、後悔先に立たず。しかし、最終的にはしっかりと休息を取るという決断ができたので、良い方向に進むことができました。
今回は夫の体調や精神状態が限界に達したことがきっかけで、休職や心療内科の受診などという行動にをすることができました。しかし、もしあのまま夫が無理に働き続けていたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。夫のSOSに気付いてはいたものの、本人の判断だけに任せて、仕事を休むよう強く言ってあげられなかったことは今でも後悔しています。
今後は夫の体調や精神状態もこまめに気にかけながら、必要なときにはストップをかけてあげられるようにしたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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