
冬になると背中も肩も丸く縮こまり、全身が凝り固まってしまいます。そこに寒さからくる冷えとむくみが加わり、下半身が重くだるい感覚に。こんな状態を何とか脱して冬でも元気に過ごしたいと思い、血流を良くするために「かっさ」を使ったマッサージを始めてみました。100均グッズで手軽に気ラクにできる、冷え・むくみ対策をご紹介します。
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顔だけじゃない「かっさ」の使い道とは?

飲食店で働いている私は、5時間ほど立ちっぱなしという日も珍しくありません。帰宅すると靴下の跡がくっきりと浮かび、脚はパンパンでだるさが残ります。お風呂で脚のマッサージをしたり、もんだりはしているものの、むくみはなかなか取れません。
また、むくみで血行が悪くなっているのか、足先の冷えも年々ひどくなっているような気がしていました。足先が冷えて眠れないので、就寝時にも靴下が手放せません。何とかむくみと冷えを取り除きたいと思っていた折に、ダイソーの「かっさ」が目に留まりました。
「かっさ」は漢字で「括痧」と書きます。「括」は「削る」という意味があり、「痧」は「流れが滞った血液」を示すそうです。体の不調部分を専用のかっさプレートを使ってこすり、刺激を与えることで体の詰まりを取る、東洋医学の治療法の一つだそうです。
ネットなどの情報からかっさは顔のむくみ取りに使うものだと思っていましたが、パッケージに「ボディ用」と書いてあったので、脚のむくみ取りにも使えるかもと思い購入してみることにしました。
脚を中心に「かっさ」でマッサージしてみたら…

パッケージを開けると、裏側にかっさを始める手順や動かし方が詳しく書かれていました。ブーメラン型のこの商品は、3面のカーブの角度が微妙に異なる作りで、体の部位によって使い分けられるようになっています。カーブの大きな部分は太ももやおなかなど大きな範囲のところを押すのに適しているようです。今回は脚のむくみと冷えを取るために、脚を中心に使ってみました。
まずは、
①膝の裏からふくらはぎにかけて、上から下に向けてかっさを動かす。
②次に、太ももの付け根から膝の上に向けてほぐす。
③そして、くるぶしの周り、足の甲の骨と骨の間などをこすり、各指の間を押していく。
④最後に、足の裏側をかかとを起点に指先に向かってこするように押し当てるという流れでした。
あまり強くこすると赤くなってしまうので、痛気持ち良いくらいの力加減でおこないました。この方法で1週間ほど続けてみたところ、これまでは次の日の朝まで残っていた脚や足裏のむくみが、かなり軽減されるようになりました。
自分の手でマッサージをするとすぐに手が疲れてしまいますが、このかっさプレートは手に収まるサイズ感で持ちやすく軽いのであまり手が疲れず、長く続けられそうです。