
ある日、義父から電話がかかってきました。体調が悪かった私を心配してのことかと思いきや、最後に衝撃のひと言を放ったのです。「息子の健康管理ができるのはあなただけだから!」。そう、私はかわいい息子のお世話係としてしか価値を見出されていなかったのです。
振り返れば、出会いから違和感だらけでした。義父のドン引きエピソードをご紹介します。
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義父は出会いのときから違和感だらけ!


私の体を心配していたのではない
現在結婚17年目になる私たち夫婦には、高校生と小学生の子どもがいます。コロナ禍前まで、他県に住む義両親は、子どもたちの誕生日のたびにわが家に来るのが恒例行事になっていたのです。過去に一度だけ、義父が訪問を提示してきた日が、子どもの習い事の発表会と重なってしまったことがあり、その旨を伝えると、今年は取り止めだとへそを曲げられてしまいました。
子どもたちは、義父母が遊びに来てくれることを楽しみにしているので、もう悲しい思いをさせてはならないと、それからはできるだけ義父の提示を最優先にしてきたのです。
4年前のこと。下の子の誕生日に合わせて義両親の訪問が決まっていました。そんな日に限って、朝から猛烈に頭痛がしていたのです。私のせいで断るわけにはいかないので、体調不良を隠して引きつる笑顔で迎えました。
義母は勘付いていたようで、後日、義父から電話がかかってきたのです。最初は、私の体調を気づかうような話しぶりでしたが、最後にひと言。
「息子の体調管理ができるのはあなただけだから! 元気でいてもらわないと困るよ」
なんと、私の体を心配していたのではなかったのです。大事な息子に不利益があって困るから、元気でいろという意味でした。