- 2024.10.17
- パニック障害,
「呼吸ができない」電車に乗れなくなった夫。パニック障害克服のきっかけとなった妻の意外なひと言とは
結婚前3Dデザイナーだった夫が過労からパニック障害になりました。当時大阪で勤務していた夫は、ある日東京に出張へ行きました。そこで疲れから意識がなくなりそ …
ウーマンカレンダー woman calendar
私はあるときから背中や胸の痛みがひどくなり、寝るときも苦しさを感じる日々が続いていました。「もしかしたら心臓が悪い?」と不安に思いながらも、家事や育児、仕事に追われて病院に行くのは後回し。しかし、この選択が結果的に救急車を呼ぶまでの事態となり、元の体に戻ることも難しくなってしまった私の体験をお話しします。
★関連記事:「まさか私が不安障害になるなんて…」絶望のどん底から回復までの道のり【体験談】
32歳のとき、私は9時間勤務の仕事をしていました。私は家を朝7時に出て子どもを保育園へ送り届け、夜7時に家へ帰り着く毎日。家に帰ってから夕飯を作り、休む暇もなく動いていました。
そんな生活を1年ほど送っていたある朝、保育園に子どもを預けて車で仕事に向かっていると、無意識のうちに涙がぽろぽろと出てきたのです。そして、職場に着くまでずっと泣き続けていました。しかも、その日だけではなく、涙は毎日のようにあふれ出てくるようになったのです。
涙が出ることが続く日々の中でなんだか肩凝りがひどく息もしづらくて、今日はなんだかおかしいなと感じるように。そして仕事から家に帰ったとき、息が普通にできなくなったのです。必死で呼吸をしようとしていると、だんだん上半身が動かなくなってしまいました。
怖くなった私は夫に救急車を呼んでもらい、待っている間にも「自分は死んでしまうのか……」「嫌だ、子どもたちを残して死にたくない」「早く助けて……」と心の中で必死に叫んでいました。
病院に着いてもなかなか呼吸が落ち着かなかったので、CTを撮り、血液検査をしたのですが、異常は見られず。看護師さんの指導通りの呼吸をすると、いったんは落ち着くものの、油断するとまた呼吸が荒くなる……ということを繰り返していました。
結局、病院に運ばれて6時間ほどしてから私の状態は落ち着いていきましたが、時間が遅くなってしまったのでその日はそのまま病院で寝かせてもらうことに。翌日の早朝、家に帰ることができました。
次の日、私は「過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)」と診断を受けました。私の上半身が動かなくなったときに、胸の前で手をすぼめるように硬直していたことがこの病気の特長の1つだったため、そのように診断されたようでした。
それからは日常生活の中でもたびたび呼吸が苦しくなることがあり、なぜか買い物のレジ待ちをしているだけでも息苦しくなるように。そのたびに、また過呼吸になることが怖くてたまりませんでした。
その後もだんだんと症状が悪化していき、次第に自分の体が自分の体ではないような感覚になっていったのです。
このころ、買い物中のレジに並ぶたびに、息が苦しくなるだけでなく心臓はドキドキ、バクバクとなり、めまいがして立っていることもつらくなっていました。そして、3回目に救急病院で対応してもらったとき、先生に精神科へ行くことを勧められました。
精神科では、パニック障害、不安障害、うつ病と診断されました。過換気症候群の症状が出たのは一度だけでしたが、精神科を受診したときには、息苦しさ、めまい、体の震え、頭痛、肩と首の凝り、背中全体のゾクゾク感を常に感じるようになっていました。
そして音に過敏になり、子どもたちの笑い声さえも体への刺激となって襲ってくるように。うつ病は心だけではなく、体の神経にも影響を及ぼすことを知りました。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
Sorry. No data so far.
結婚前3Dデザイナーだった夫が過労からパニック障害になりました。当時大阪で勤務していた夫は、ある日東京に出張へ行きました。そこで疲れから意識がなくなりそ …
私はあがり症な上に過去の経験がトラウマとなり、人前で話すことがとても苦手です。人前に立つと必要以上に緊張して声が震えてしまいます。そんな私ですが次期PT …
仕事と子育てで心身ともに忙殺されていた30代。もう限界かも……と思ったときに思い出したのが、日記を書く習慣でした。心のもやもやを書き出すことで、思いがけ …
私は市内の病院前にある薬局で事務員として働いています。昨年に先輩上司が定年退職を迎え、ついに私が最年長の職歴になりました。先輩の抜けた業務が重くのしかか …
「HSP」という言葉を最近よく耳にするようになりました。HSPとはHighly Sensitive Personの頭文字を取った言葉で、人一倍繊細な心を …
夫と夫婦喧嘩をしていたときのことです。私は呼吸がうまくできず苦しくなり、体に大きな異変を感じました。そのとき夫も私がおかしいと気付いたようです。 ★関連 …
私は昔、同級生からひどい対応を受けました。それが原因となり、15歳から精神科に通ってます。 ★関連記事:「夫や子どもにイライラ」パニック障害と産後うつで …
37歳のときに不安障害を発症しました。当時人が少ない職場で働いていて、自分が休むと周りに迷惑がかかるという思いから休みも取らずに朝早くから夜遅くまで働き …