
ふと鏡を見ると目の周りにプツプツとできものが……。「イボ?」「ニキビ?」「それとも別の吹き出物?」と鏡を見るたび気になってしまいます。どうしてできるのか、治るのか、どのように治すのかなど気になることについて、美容専門医の黒田愛美先生に聞きました。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic 医師)
美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。
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目の周りのプツプツ。これって何?

稗粒腫(はいりゅうしゅ)という角質の塊
目の周りを中心にできる白いプツプツの正体は「稗粒腫」。角質の塊だそうです。
「目の周りや目の下、まぶたなど顔の周辺にできやすく、直径1mm程度の白い粒状のできものを、稗粒腫と呼んでいます。
毛包(もうほう)という毛穴の奥にある皮脂を生成する腺の一部に角質がたまることにより発生します。
痛みやかゆみがないのが特徴で、感染性ではありません。体への影響も特にありません」(黒田先生)。
稗粒腫はどうしてできる?

体質と加齢が原因
「はっきりとした原因はわかっていませんが、甘い物や脂っこいものをよく食べるとできやすいと言われます。また、加齢によるターンオーバーの乱れから増えることがわかっています。
ただ、甘い物や脂っこいものをよく食べる人全員にできるかというそういうわけでないので、その人の体質、としか現状では言えません」(黒田先生)。