
両親ともにクセ毛という生粋のクセ毛DNAを受け継いだ私。子どものころから苦労してきたクセ毛の悩みから得た3つの教訓、そして年を重ねることで変化してきた私のクセ毛事情と心境の変化を紹介します。
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太め・硬め・多め・クセ毛の厄介な髪の悩み
私は両親ともクセ毛で、姉もクリクリのクセ毛、そして私も当然のごとくクセ毛。私の髪は太めのチリチリ縮毛が1割、太めで大きくうねるクセ毛が8割、細い直毛が1割といった具合に3タイプの髪が混ざっているような厄介な髪質です。長く伸ばすと広がる、中途半端な長さでははねる……。なので、扱いやすさという意味ではショートにするほうがまだましという状態でした。
それゆえ、これまではショートの期間が一番長いですが、30年ほど前は美容師さんのカットの技術もまだ今ほど発達してなかったので、ショートにしてもいかにも天然パーマ感が強い垢抜けないショートにしかならず、髪質の良い友だちが本当にうらやましかったです。
80年代の当時流行していた「聖子ちゃんカット」に憧れてパーマをかけてみたこともありましたが、髪質が違うのでまったく別物にしかならず、私のような「太め・硬め・多め・クセ毛」の決して良いとは言えない髪質で芸能人の髪形をまねようなんて、まさに若気の至りでした。
髪質が違うので髪形見本通りにはならない!
20代のころ、期待してストレートパーマをかけてみたものの、うねりがちょっとましになるかなぁぐらいのもので、私のクセ毛に対しては気休め程度でガッカリ……。
それが! 30代に入ると「縮毛矯正」という救世主が! 縮毛矯正のおかげでショートボブにもでき、さらにその後登場した「デジタルパーマ」によって、根元は真っすぐで毛先にカールを作って巻き髪風のスタイルもできるようになり、わが世の春を謳歌したのでした。
しかしそれもつかの間、40代に入り徐々に顔が老けてきたことで、人工的にストレートにした髪が不自然に見えるようになってきたのです。
どういう髪形が年齢に見合って、かつすてきに見えるのかと、美容院に行く前にはネットでさんざんヘアスタイルを検索し、美容室でもヘアカタログをあれこれ見てオーダー。ですが、そもそも髪質が違うのでヘアカタログのようなすてきなスタイルとは何かが違う、これまた別物に……。
ヘアカタログの髪形を参考にしたところでまったく意味のない、無駄な労力だと悟りました。