
20代のころ、デパートコスメにハマり、化粧品に月2万円以上かけていました。その後、結婚、出産、退社と続き、子育てや家事に追われる日々。時間もお金もどんどん余裕がなくなっていきました。そして現在40代。月2,000円以内のシンプルなスキンケアに落ち着いています。次々に登場する新しい化粧品や美容法に振り回されない、シンプルなスキンケア。私のスキンケアについて紹介します。
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デパートコスメから遠ざかる日常生活
華やかなデパートコスメ。20代のころは、会社帰りにデパートのコスメカウンターで店員さんとあれこれ話をしながら、スキンケア商品や新作コスメを購入することが楽しみでした。ブランドへの憧れ、限定色、おまけの付くポーチなどを含めて、当時の私にはキラキラした空間で化粧品を選ぶことが魅力的だったのです。
しかし結婚後、子どもが生まれて生活スタイルも価値観も徐々に変化が……。家事や子育てに追われて、自分にかける時間もお金もありません。仮に高級化粧品を購入するお金があっても、化粧品にかけるより家族でお出かけしたい、子ども服を買いたい。そんなふうに考えるようになったのです。
そして、私はデパートコスメから遠ざかっていきました。それでも、日々の生活でスキンケアやメイクは欠かせません。デパートコスメを卒業後、どんな化粧品を使えば良いのか。とりあえず、私はこれまでのスキンケアアイテムを見直しました。クレンジング料、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、これが私のスキンケアパターンでした。中でも、洗顔は朝晩必ずおこない、買い替えが多くお金がかかるため、まず洗顔料から変えることにしました。
おばあちゃんの知恵袋「固形せっけん」

私は小さなころから祖母とよく銭湯に通っていました。そのとき、祖母は銭湯に置いてあるボディーソープを使わずに、持参の固形せっけんを使っていました。「どうして、わざわざせっけんを使うの?」と祖母に聞くと、「せっけんのほうが、肌が乾燥しないよ」と言っていました。これぞ! まさにおばあちゃんの知恵袋だと思い、私もそうすることにしました。
今までは、デパートのコスメ売り場で購入した洗顔フォームを使っていましたが、それをドラッグストアで売っている固形せっけんへ切り替えたのです。朝はせっけんで洗顔、夜はクレンジグで化粧を落としたあとにせっけんで洗顔という感じです。
さて、その結果は……。私の個人的な感想ですが、洗顔料フォームより固形せっけんのほうが肌に合っていました。具体的には、洗い上がりがしっとりして、何よりポツポツと気になっていた毛穴が柔らかくなり、汚れ落ちが良くなったのです。また、最近では“せっけんで落とせるファンデーション”なるものも増えています。ファンデーションをこれにするとクレンジング料は不要になり、せっけんが大活躍するようになりました。