「鏡に映る自分の顔に絶句」30代の顔に突如現れた深いシワ。皮膚科医に聞いた根本的な原因
30代後半から徐々に目立ち始めたほうれい線。顔にくっきりと刻まれたほうれい線は老け見えの原因になるので、少しでも薄く目立たないようにしたいと日々考えてい …
 
ウーマンカレンダー woman calendar

シミにならない、増やさないために気を付けたい生活習慣の1つ、スキンケアの仕方について皮膚科医の馬場直子先生に教えていただきました。シミ撃退の基本となる、紫外線ブロックのための日焼け止めの選び方と使い方、メラニン生成を抑制する美白成分の入ったコスメについて、具体的に指南します!

まずは、紫外線からのダメージを少しでも回避できるような日焼け止めの選び方と使い方を紹介します。
日焼け止めやUVカットをうたっている化粧水や美容液などにはSPFやPAと表記されているものが多いですが、これはある一定の紫外線に対する日焼け効果を示したものです。
SPFはメラニン色素の生成を促すUVBという紫外線、PAは肌の弾力を低下させて、シミやたるみの原因となる紫外線UVAからどのくらい肌を守ることができるのかを数値で表したもの。肌荒れや乾燥することがあるので、むやみに高い数値を選ぶ必要はありません。どのような環境でどのくらいの時間、太陽光を浴びるのかを想定して選択しましょう。日常生活程度ならSPF10、PA+程度で十分です。
●SPFとは…Sun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略。紫外線の一種UVBによって日焼けして肌が赤くなることを防止します。数値は1~50+まであり、例えばSPFの数値が25だった場合、何も塗らなかった場合より25倍(※何倍するかは肌の色で違いがあり、普通肌なら25倍ですが、色白の場合は20倍、色黒なら30倍程度が目安になります)だけ長い時間、肌が赤くならず、日焼けを起こさないという意味です。
例:
普通肌の場合:SPF25×25分=625分、SPF40×25分=1000分 
色白の場合:SPF25×20分=500分、SPF40×20分=800分
色黒の場合:SPF25×30分=750分、SPF40×30分=1200分
●PAとは…Protection Grade of UV-A(ブロテクショングレイオブUV-A)の略。紫外線の一種UVAをカットする効果を表しています。PAの表示には、+(効果がある)、++(かなり効果がある)、+++(非常に効果がある)、++++(極めて高い効果がある)の4段階があり、+の多い方が効果が高くなります。

出典:https://www.jcia.org/user/public/uv/prevent
肌の色味だけでなく、肌が弱い人や乾燥肌の人、肌荒れしているときなど、肌が弱っていると紫外線の影響を受けやすいので、その場合はしっかり紫外線対策をしてください。
しかし、通常の紫外線吸収剤を配合した日焼け止めは、SPFが高くなるほど肌に負担がかかり、肌が乾燥しがちになるので、保湿ケアもしっかりおこなうことが大切です。
紫外線を浴びやすい顔の部位は頬や鼻のあたり。おでこやこめかみなども要注意。それらの部分にはしっかり日焼け止めを塗るようにしましょう。日焼け止めを重ね付けすると効果的に紫外線を防ぐことができます。

美白成分の入ったコスメを使うことでシミのケアにメリットがあるのか、美白成分とはどんなものがあるのかを紹介していきます。
シミ対策のための美容液を選ぶ場合、パッケージなどに「美白」の表記があるものがおすすめ。美白という表記は国が認めた美白成分を配合した医薬部外品のみに許可されているため、この表記があればシミに効果的な化粧品と言えます。
シミを予防するにはメラニンの生成を抑制する効果が期待できる、アルブチンやプラセンタ、トラネキサム酸配合のコスメがおすすめ。今あるシミを薄くしたいのであれば、メラニンの排出を促進してくれる、エナジーシグナルAMP、4MSK、リノール酸S配合のものを選びましょう。
シミ予防とシミを薄くするというWの効果が期待できるのが、ビタミンC誘導体。美容液のなかにはビタミンC誘導体ではなくパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)、3-O-グリセリルアスコルビン酸(3GA)など表記されていることがあります。
また、できたシミを確実にケアしたいのであれば、皮膚科で処方されるハイドロキノンが◎。美白効果は先に挙げた成分と比べて数十倍以上とも言われています。ただし、刺激が強いので、肌に合うか確認してから使うようにしましょう。
シミ対策の基本となるのがスキンケア。日焼け止めを使って紫外線対策を万全にしましょう。シミができないよう、できたシミを薄くしてくれる美白剤を使うのもおすすめです。日焼け止めのなかでもSPF値が高いものは肌の乾燥を招くことがあり、高保湿成分の入った化粧品と併用するのも◎。高保湿成分にはセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがあります。
取材・文/杉田リエ(51歳)
大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近、加齢に伴い、自分の顔のたるみが気になってきました。そこで、美容部員をしている友人に聞いた、毎日できる顔のたるみ解消トレーニングを試してみた結果をお話しします。 ★関連記事:肌...
続きを読むキャンドゥに行ったときに見つけた、「ローヤルゼリーエキス配合美容液」。「100均の美容液って安いけど効果はあるの?」と思っていたのですが、自分に合わなくても100円ならいいかと思い...
続きを読む30代後半から徐々に目立ち始めたほうれい線。顔にくっきりと刻まれたほうれい線は老け見えの原因になるので、少しでも薄く目立たないようにしたいと日々考えていました。ある日、外出から帰っ...
続きを読むふと鏡に映った顔を見たとき、これは何? 口の両端近くにうっすら線のようなものが……。「もしや、ほうれい線!?」と鏡を見てハッと驚いてしまいました。口元周りの基礎化粧品による保湿ケア...
続きを読む30代後半から徐々に目立ち始めたほうれい線。顔にくっきりと刻まれたほうれい線は老け見えの原因になるので、少しでも薄く目立たないようにしたいと日々考えてい …
36歳のとき、2人目となる長女の出産を機に会社を辞めた私。子どもと過ごす時間が圧倒的に増えたことで、ある日、膝に異変が現れていることに気が付きました。な …
私はもともと肌が弱いほうではなく、レチノール(肌のターンオーバーをサポートし、シワ改善の有効成分としても知られている成分)製品も問題なく使えていました。 …
最近、加齢に伴い、自分の顔のたるみが気になってきました。そこで、美容部員をしている友人に聞いた、毎日できる顔のたるみ解消トレーニングを試してみた結果をお …
40代という年齢のせいか、心身の変化を多々感じるようになりました。最近、突然両腕に原因不明のじんましんが出たときの体験談です。 ★関連記事:「かかとの近 …
子どものころアトピー性皮膚炎と診断され、成長しても乾燥肌だった私。いつもボディローションで体の乾燥を防いでいました。また30代後半の第2子出産後は、仕事 …
目の下の脂肪除去手術の際、医師から目の下への脂肪注入も勧められました。しかし私は、その提案を断り、別の選択をしたのです。 ★関連記事:「目を整形したんだ …
テレビで紹介された化粧品に心を動かされ、私はすぐに購入を決めました。有名人の姿も後押しとなり、大きな期待を抱いて使い始めました。 ★関連記事:美容液をや …