
毎朝目を覚ますと頭をよぎるこの言葉。「突然ですが、今日会社を辞めます」。
会社や誰に迷惑かけようが、明日からの収入がゼロになろうが関係ない。ただ会社に行きたくない。仕事をしたくない。こんな気持ちと闘いながらの出社は想像以上にストレスを感じています。更年期の症状だろうと思いつつ、毎朝このような重い気持ちになっている状況を少しでも改善できればと取り組んでいることについてお伝えします。
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記憶力の低下がすざまじい
最近、記憶力の低下からくる仕事のミスが増えています。以前は忘れないようにメモをしたり事前に手帳に記載したりしてある程度防ぐことができていましたが、今ではすべてを手帳に記載しないと間に合わないくらい忘れっぽくなってしまいました。
メモすること自体を忘れてしまうことも重なり、締切や納期の延長を依頼することになったり仲間にフォローしてもらったりと、自分の存在がかえって損害をもたらしているように感じ、自信を失っています。
追い打ちをかけてくる「アイツ」
突然上半身がカーッと熱くなる「アイツ」の名は「ホットフラッシュ」。最近頻繁に起こるようになり、ただでさえ仕事が進まない中、追い打ちをかけられています。
汗を止めようと思えば思うほど熱く感じ、慌てて更衣室へ行き体を拭いています。更衣室へ行くことができないときは、ハンカチで首元を拭いていますが、あまり周囲に知られたくないという思いもあり耐えています。
上司には一応更年期であること、婦人科に通院していることを伝えており一定の理解はいただいていますが、状況が変化することはありません。
「なんとかなるさ」とつぶやく
更年期はいつ終わるのか、このまま仕事を続けられるだろうかと不安が募れば募るほど症状が悪化しているような気がしてきました。
同じ更年期世代の友人に相談したところ、「『なんとかなるさ』と1日何度も心でつぶやいてみたら?」と言われ疑いつつも続けたところ、更年期の症状が改善とまではいきませんが、毎朝の「今日会社を辞めます」からのスタートではなくなってきました。朝のあの何とも言えない重たい気持ちからは解放され、出社できるようになりました。
まとめ
更年期は個人差はあれどいつか症状が落ち着き、終わるはず。それまでは肩の力を抜いてリラックスし、薬ともじょうずに付き合いながら過ごしていけたらと感じています。また周囲への協力が必要であれば遠慮しないことも大事だなと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/マキノ