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41歳になった夏、突然の頭痛に悩まされました。脳の病気を疑い病院で検査しましたが、はっきりした原因はわからず様子を見ることに。1週間以上続いた頭痛に、私が思い当たった原因とどのようにして改善したかをお話しします。
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周りの40~50代の女性たちが梅雨の時期は頭が痛くなるなどと言っているのを聞いても「そんなこともあるんだ」とひとごとだった私。41歳になるまで特に深刻な頭痛に悩まされたことはなかったのです。
ところが夏のある日、いつものように家事をしていたときに急にめまいを感じてズキズキとした頭の痛みに襲われました。そのときは鎮痛剤を飲みしばらく横になっていたら治まったため、一時的なものかな?と思いました。
でも、翌日も頭痛・吐き気の症状が。薬を飲むと2~3時間ほどで治まるのですが、その後も頭痛が起きては薬を飲むと治まるという状態が1週間ほど続きました。

鎮痛剤を飲んでしばらく休めば症状は落ち着くのですが、最近同級生が脳梗塞(のうこうそく)で倒れたこともあり「もしかして何かの病気だったらどうしよう……」と徐々に不安に。夫に相談すると、脳の病気は怖いから一度きちんと病院で検査したほうが良いとすすめられ、脳神経外科を受診することにしました。病院でCT検査を受けて調べてもらいましたが、脳に異常はなく片頭痛との診断。片頭痛はさまざまな要因があるから、原因の特定は難しいと言われました。
とりあえず脳の病気ではなかったので安心したものの、このまま片頭痛が続くのでは生活に支障を来します。病院で片頭痛が起こる一般的な原因を教えてもらうと、ストレス・寝不足・肩凝り・生理・気圧・エアコンによる冷えとのことでした。前の5つはどれも当てはまりません。ただ、最後の1つ、エアコンの冷えだけは心当たりがありました。

医師によると夏や冬の時期は室外と室内の温度差があるため、温度差を頻繁に体感したときに頭痛が起きる人もいるとのことでした。夏なのに冷え?と思いましたが、1日中家にいてエアコンは25~26度前後で夜もつけっぱなし。暑がりな私ですが、ふとしたときになんだか足が冷たいと感じることがありました。特に40~50代は内臓機能低下による冷えが起きやすい年代なんだとか。もしかしたら自覚がないだけで体が冷えているのかもしれない……。そう思い、冷え対策をおこなってみることにしました。
まずはエアコンの温度を27~28度に上げ、時々窓を開けて室内が冷え過ぎないようにしました。そして、氷をたっぷり入れてキンキンに冷やした飲み物をやめ、室内でも靴下をはき、お風呂もシャワーだけでなく湯船に浸かって体を温めるようにしました。このような冷え対策を2~3日間おこなってみたところ、1週間以上続いていた片頭痛の症状はピタリとなくなりました。
原因の特定はできないと言われる片頭痛ですが、ずっとそのままにして耐えていくのはつらいです。だから、私は片頭痛の一般的な原因が自分に当てはまるかどうかを1つずつ確認し、原因の目星を付けました。私の場合、思い当たったのは冷えだったのですが、その対策をしたら片頭痛が治まったので、当たらずも遠からずだったのかなと思います。
若いころより40代以降は体が冷えやすくなっているというのも初めて知ったので、今後は体を温めることも生活に取り入れてなるべく片頭痛が起きないように気を付けていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
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