「お酒が苦手なのになぜ?」毎晩飲み屋に通う義父。家族が知った驚きの真実とは
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15歳のころから、ヘルペスを発症するようになりました。ヘルペスとは小さい水ぶくれが集った皮膚疾患のことです。主に唇の上に小さい水疱ができ、水疱がつぶれた後はかさぶたになって回復していきます。それが範囲の割に痛くて痛くて。ヘルペスは体が疲れていたり、私の場合は精神的な疲れがたまったときによくなっていました。しかし、最近は発症するタイミングが変わってきたのです。
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幼いころに「水ぼうそう」にかかった人は、死ぬまで体内に水痘ウイルスを抱えたまま共存していかねばならないそうです。
普段、ウイルスは三叉神経に潜んでいて体力が低下したときにウイルスが暴れ出して、皮膚表面に現れるとのことです。私もそのことを知ってからはできるだけ疲れをためないようにと心がけていました。ヘルペスの発症は自分では予測できず、突然発症するので皮膚科でもらった塗り薬は常に持ち歩いていました。
小さな子どもがいると心配ごともたくさんありますし、ママ友との関係や、パート先での疲れもあったりしたので、ヘルペスは1年のうち季節ごとに最低2回ずつはかかっていたと思います。

気が付けば3人の子どもたちも一番上は大学生、次は高校生、一番下の子も中学2年生になりました。
子どもたちを全力で叱ることもなくなり、親同士の付き合いもほとんどなくなりました。学校行事も親が率先して参加することは少なくなったので私の生活には余裕ができました。
仕事も以前はフルタイムでしたが、疲れやすくなったこともあり短時間の勤務に変えました。
これで体力も精神的な疲れからも解放されたのでもうヘルペスにもかからないだろうと思っていたのですが……。なんの前触れもなく、あのむずがゆい初期症状がまたも唇の上に現れたのです。

私は更年期に入り、更年期らしい症状をなんとなく感じていました。そんなに暑くない日にうなじから大量の汗をかくことがあったり、脈が速くなったり。そういうときは必ず何日か後に生理が来ます。生理周期もここ2年ほどは2カ月開いたり、そうかと思えばすごく早い周期で来たり。
生理前は必ずと言っていいほどヘルペスになります。ホルモンのバランスの変化で免疫力が落ちているのでしょうか。わかりやすい疲れは感じませんし、ストレスもなくなったと思っているのでヘルペスの原因がわからずにいましたが、これでふに落ちました。
やっと自分の時間で生活できるようになり、ストレスもなくヘルペスとも縁が切れると思っていました。しかし今度はまた違った原因で、以前より頻繁にかかるようになってしまいました。年齢を重ねると自分では以前よりも体をいたわっているつもりだったんです。やっぱり自然の摂理通り、体は確実に衰えているんだとしみじみ感じました。しかし、ヘルペスになりそうな時期は大体体調でわかるようになったので、心の準備はできそうです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
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