「あなたたち、誰?」コロナ禍で失われたのは、かけがえのない大切なものだった【体験談】
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社会人になって3年目のころ、トイレで用を足すと血が出ることが続きました。最初は「切れてしまったのかな? まぁそのうち治るだろう」と気ラクに考え放置していたのですが、日に日に出血量が多くなっていったのです……。
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病院に行こうか市販薬を買おうか迷っていたのですが、ある日とうとう便器の水が真っ赤になるほどの出血が! 市販薬では心もとないと思い、病院へ行くことにしました。
とはいえ、何科に行けばいいのか悩んだ私。痔は内科で見てもらえるのか、消化器内科でいいのか? いろいろ調べた結果、駅の看板で見ていた「肛門クリニック」なら間違いないだろうと、そちらで見てもらうことにしました。
「ちょっと見てもらって塗り薬が出て終わりだろう」と軽い気持ちでいたところ、医師は「あ、これは!」という反応でした。診察だけでは終わらず、「時間があるなら今日やろう」とのことで、そのまま大腸の内視鏡検査をすることに。
2Lほどの下剤を2時間くらいかけて飲むのですが、苦手な風味だったので一緒に出された飴がとてもありがたかったです。飴の甘さで中和しつつ、なんとか飲み干しました。
内視鏡の診断結果は「潰瘍性大腸炎(大腸の粘膜に潰瘍ができる大腸の炎症性疾患 )」。国から難病指定されている病気です。元首相の持病とのことで名が知られていますが、当時は初めて聞く病名でした。
医師から病気についての冊子をもらい、医療費助成についての説明などを受けましたが、想定外の状況すぎて頭がついていきません。短期間で治る病気ではないとのことで、薬も次の通院日分まで毎日3食分と大量に出ました。
今まで大きな病気になることなく、薬もあまり飲む機会がなかったので、この量は自分が重病人になった気がしてかなりショックだったことを覚えています。
幸い自分の病状は、直腸型という腸の炎症部位が限定されたタイプだったので日常生活にそれほど影響はありませんでした。それでも粘液が肛門近くに下りてくるせいで何度も便意を催し、仕事を中断してトイレに駆け込むことに。職場の一部の人には病気の旨を伝えていたのですが、知らない人には「やたらトイレの近い人だ」と思われていたことでしょう。
食事制限もありませんでしたが、炭酸飲料や辛い物を飲食した後は、少し病状が悪くなっていた気がします。今まで意識していませんでしたが、腸に刺激のあるなしが顕著にわかって勉強になりました。
それから10年以上たった今では、寒い時期に少し粘液が出るくらいで寛解状態ですが、いまだに発症原因は不明です。家族にも同じ病気の人はいないし、本当にいきなり症状が出たという状況でした。何事も他人事ではないと実感し、体に気をつかおうと思わされた一件です。定期的に大腸内視鏡検査を受けるきっかけになっているので、悪いことだけではなかったなと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
文/きいろ
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