「生理前にイライラ」30代後半から始まったPMSの激しい怒り。試行錯誤の末に見つけた改善方法
40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状 …
ウーマンカレンダー woman calendar
ベッドに入れば数分で寝付いていた私。それが47歳ごろ、不眠が気になり始めました。あるときを境にベッドに入ってから1時間以上寝付けない日が増加。早く寝なければと焦れば焦るほど目がさえてしまい、朝方まで苦しんだことも。ちょうど生理不順が気になりだしたころに起こったことから、もしかしたらこれが更年期症状の1つなのかと大きなショックを受けました。そんな不眠を克服した私の体験談です。
★関連記事:なかなか寝付けない、途中で目が覚める…不眠の原因は更年期?どう対策すればいいの?【医師監修】
電車の中でもすぐに眠れるなど、若いときから寝付きの早さは自慢でした。しかし、47歳になったころから今まで体験したことのないような寝付きの悪さを感じるようになってきたのです。最初は3~4日に1回ほど寝付きの悪い日があり、コーヒーの飲み過ぎかな?と思ったりしていました。昔から眠いのに眠れないという経験をしたことのない私にとって、これが不眠だということさえ気付かなかったのです。
しかし、そんな日が続くようになり、夜が憂うつになるほど眠れない苦しさを感じるようになりました。不眠を感じる少し前に生理不順が気になり婦人科に相談に行ったときに、「そろそろ更年期だろう」と言われたことから、これが更年期障害の1つなのかと考えるようになったのです。それまではまだまだ若いと思っていた私に更年期という現実が突き付けられた出来事でした。
不眠を克服したいことから「更年期とはどういうものなのか?」 「それに伴う不眠のメカニズムは?」などネットや本でいろいろ調べ始めました。そこで更年期には女性ホルモンのエストロゲンの低下が原因でホルモンバランスが崩れること、そしてホルモンバランスの崩れと連動して自律神経のバランスも崩れることなどを知りました。
自律神経という言葉はもちろん知っていましたが、健康そのものだった私にとって、自律神経がこれほど人間のさまざまな営みに大きく影響しているものだということも初めて知ったのです。自律神経のバランスの崩れにより入眠状態になかなか入れないということもやっと理解することができ、自律神経を整える努力をしました。
例えば寝る1時間前は部屋を薄暗くしてまったりとした時間を作ったり、寝る前にお風呂に入らない、夕食は満腹になるまで食べない、枕を変えるなど良いと言われることをいくつも試してみました。しかし思ったような結果はなかなか出ませんでした。
早く眠らなければと思えば思うほど焦ってしまい、ますます眠れない日々が続きました。そんなとき、あるコラムに目が留まったのです。そこには、更年期はネガティブになりやすく、眠る直前は頭を空っぽにするとスムーズに眠れると書いてありました。
コラムの筆者はジグゾーパズルをすると頭が空になってスーッと眠れたとのこと。たしかに私もベッドに入ると不安や心配ごとなどネガティブなことばかり考えていたので「これだ!」と感じました。そこでYouTubeの朗読がおもしろいと聞いたことがあったので、ベッドに入ったらすぐにイヤホンで朗読を聞くようにしたのです。
すると今までぐるぐる頭の中を駆け巡っていたネガティブなことも消え、朗読に聞き入ってしまうことに気付いたのです。1日目から1時間程度の朗読を最後まで聞くことなく、今ではほとんど最初の5分ぐらいで寝付いてしまうようになりました。あれから3年近くたっていますが、今も毎日朗読を聞きながら寝ています。
私の不眠は、更年期による睡眠への影響と不安定な精神が原因だったのだと思います。そのため、ベッドに入ると寝付きが悪く、眠れないと「あれはどうしよう……」「私ってダメだな……」などネガティブなことばかりが頭を駆け巡ってしまうという始末。考えまいと思ってもそれを止めることはできませんでした。
私は他のことに意識を向けることがポイントだったのです。今では「朗読を聞く」=「眠る」というルーティンにうまくハマったようです。ネガティブなことを考えることがなくなったため、精神的にもとてもラクになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
★関連記事:40歳を過ぎて自律神経の乱れが加速!不眠や気分の落ち込みなど私が不調を整えた方法とは【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
閉経を間近に迎える40代後半、50代前半の女性にとって気になるのは自分の体の変化ではないでしょうか。中でも気になるのが、腟・子宮・卵巣といった女性特有の機能。生理がなくなることで生...
続きを読む40代後半から疲れが取れにくかったり、生理の周期が乱れ始めたりして、なんとなくそろそろ更年期に入っているのかな?と感じていました。生理に関しては周期の乱れはあるものの、経血量はそん...
続きを読む当時51歳の私は、既に半年間生理が来ていませんでした。日本人の平均閉経年齢は50.5歳で、生理が1年間止まると「閉経」というのだそうです。私はこれまで独身で、子どもを産んでいません...
続きを読む特に症状はないのに、健診で子宮筋腫と指摘された経験はありませんか? 筋腫というと悪性腫瘍=がんとの関連が気になったり、診断書には経過観察とあるものの、婦人科を受診するべきかどうか不...
続きを読む40代後半に突入し、体の疲れは感じるものの、心は30代のころより元気になってきたかな?と感じる今日このごろ。それは、生理前のPMS(月経前症候群)の症状 …
私が仕事を通して知り合った女性の先輩たちには経営者も多く、既婚・未婚問わず生き生きと生活している様子に憧れていました。ですが、閉経をきっかけに骨にヒビが …
更年期の数年、冬になると「また寝汗に苦しむ夜が来る……」と思うと更年期症状の気分の落ち込みに拍車がかかり、さらに症状が悪化するというマイナスループに陥っ …
40歳になったころ、突如として生じた喉の違和感。喉に何か詰まっているようで何度もせき払いをしたり水を飲んだりしましたが、その違和感は消えませんでした。そ …
若いころから 、仕事や恋の大きなトラブルがあった際には、夜眠れないほど落ち込むことがありました。ただ、それらはあくまでも一過性のことで、トラブルが解決も …
気持ちが悪くなるぐらい肩凝りがひどいときが続き、憂うつな日々。デスクワークなので、仕方がないのかなと思っていましたが、ある薬を病院で処方されてからはウソ …
閉経に向かう過程で女性ホルモンのエストロゲンは減っていくのが一般的です。しかし、一部では閉経に近づいている、または閉経後にもかかわらずエストロゲンが減ら …
40代は更年期の症状に悩まされることなく過ぎたので「私の更年期は軽い」と、高をくくっていた私。ところが50歳になって突如ホットフラッシュが始まり、それに …