もう娘にナプキンをあげられない…50代半ば、閉経を迎えてよかったことは #五十路日和 11
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 50代半ばを迎えたおーちゃん。52歳だった当時、もうかれこれ …
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子どものころから毎月の生理は比較的順調でした。しかし、45歳の半ばごろ長期の旅行から戻ったときにふと気付いて驚きました。「今月、生理が来ていない……」。妊娠の可能性はなかったので、旅行の疲れや時差などが理由だと軽く考えていました。そんな私の生理不順の様子と対処法についてお伝えします。
★関連記事:40代なのに生理で大量出血!閉経が近いはずなのになぜ?病気の可能性もあるの?【医師解説】
45歳のころ、ある日生理が来ていないことに気付きました。それから生理が再開したのは、約2カ月後の夜でした。「やっと来た!」と安心しながら就寝したのもつかの間、その数時間後に重い生理痛のような鈍い痛みを下腹部に感じて目が覚めました。
慌ててトイレに駆け込むと、通常の2日目よりはるかに多い出血量。痛みと驚きでしばらくぼうぜんとするしかありませんでした。夜用の大型ナプキンを2枚重ね、タンポンも使ってやっとの思いでベッドに戻るものの、ほんの10分後には布団まで汚してしまうほどの量だったのです。
こんなに多いのは初めてでした。その後3~4周期ほどはほぼ2カ月ごとの生理だったのですが、出血量はまるで2カ月分の生理が1度に来ているかのように多いものでした。痛みも強く、期間も長かったのでその間は本当につらかったです。それ以降の生理周期は少しずつ、早く来たり遅れたりと不規則になっていきました。期間も量も一定ではなく、しばらく不安定な生理が続きました。
そのころ、同じ年の友人と話す機会があり、生理のことを話してみたところ、彼女も同じような体験をし、同じように苦労をしていることがわかりました。また、いろいろな症状について話し合い、それぞれスマホで検索をして対処法を探し合いました。
私が見つけたのは、再び大量出血が起きたとしても、安心して過ごせそうな2つのアイテム。これはその後、出血量が多かったときにとても役立ちました。私の場合、下腹部痛や腰痛などのPMSがあるので数日後に生理が始まりそうだというのはなんとなくわかります。そのため、PMSが始まった日はすぐにこの2つを準備して、外出や睡眠に備えるようにしています。
私が見つけた便利アイテムのまず1つ目は、「ショーツ型ナプキン」。これはその名の通り、ショーツの形をしたはくタイプの生理用ナプキンです。前側と後ろ側がほぼすべて吸収シートで覆われていて、ショーツとナプキンが一体化しているもの。漏れの不安がかなり軽減されます。
一見おむつのようにも見えるのですが、家族に服を着た後ろ姿を撮影してもらったところ、ゆったりとしたパンツやスカートを着用すれば後ろから見てもわかりません。生理中に外出しなければならない日も、普通のナプキンと併用することでそれほど心配せず出かけることができています。
そして2つ目は、「ペットシーツ」です。もともと室内飼いのペットがトイレ替わりに使うためのものなので吸水力抜群! しかも1度吸収したものが漏れ出す心配もありません。睡眠時にこれをシーツの上に敷いてから寝ることで、布団を汚す心配から解放されるので、安心してぐっすりと眠ることができます。何より100円ショップでも買うことができるので、気分的にとてもラクです。
生理が不順で量が多いときは外出時や睡眠時、特に私は出張や旅行などがとても心配だったのですが、このアイテムのおかげで不安が解消されました。一度は介護用品の使用も考えてなんとなく気持ちが重くなっていましたが、ペットシーツは購入時も使用時も、かわいい子犬や子猫を思い出すことでなんだか明るく感じてしまうのが不思議です。
今も生理は不安定ですが、今後はきちんと受診をして医師にも相談していきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
【粒来先生からのアドバイス】
生理中に大量出血が見られる過多月経は、ホルモンバランスによるもの以外に子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症などが考えられます。疾患がなくても高度な貧血になっている可能性があるため、必ず婦人科受診をしてください。
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