「老けたね」と娘に言われた45歳。だるくて動けない私が宅食と華道体験で抜け出した負のスパイラル
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40歳で第3子と第4子の双子を出産しました。第1、第2子の出産後とは比べものにならないほど体調不良に見舞われ、特に不眠の症状はひどくそれに加えて頭痛や生理不順、頻尿、不安感といった症状も。自身の体調を憂う毎日でした。万が一のことも頭をよぎるようになり、そのころから改めて子どもたちと一緒に過ごせる残された時間を、強く意識するようになりました。
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双子の妊娠時は切迫早産のため、妊娠8カ月から大学病院に緊急入院し丸2カ月ベッドの上で生活しました。その影響もあって出産後はかなり体力も落ちてしまい、産後の育児は想像を絶するものがありました。
特に夜間授乳は3時間おき×2回なので、毎日が徹夜状態。眠れない日々が続きました。夜間授乳が必要なくなったころ「ようやく眠れるぞ!」と喜んだのもつかの間。体は疲れているはずなのに眠れず、眠れたとしても2、3時間後には必ず目が覚めてしてしまい、たいていそのまま朝を迎える体になっていました。
不眠の症状に加え、頭痛や生理不順、頻尿、不安感といったほかの症状も出てきました。思うようにならない体調に絶望し、万が一のことも頭をよぎるようになりました。
「幼い子どもたちを残して私はもう死ぬのだろうか」と本気で考えました。それと同時に限りある時間を改めて実感し、子どもたちと一緒に過ごせる”今”を大切に生きていきたい。そう強く思うようになりました。
更年期のさなかの育児は、正直なところ毎日が限界ギリギリです。それでも「今を大切に生きていきたい」と思うようになってからは、いろいろなことが少しずつ変わってきました。
一番変わったのは、気持ちの面で前向きになったことです。考え方1つで見える景色が違ってくるのだと気付くことができました。波はあるものの体調も不思議と良くなりつつあります。
産後の不調と更年期の症状とのダブルパンチで、思うようにならない体調に苦しみました。そんな絶不調の中、万が一のことが頭をよぎるようになり、「子どもと一緒に過ごせる今を大切に生きていきたい」と強く思うようになりました。以降、気持ちの面で前向きになってきて、波はあるものの、体調もだんだん良くなってきました。今後も自分をいたわりつつ、じょうずに更年期の症状と付き合いながら、子どもとの時間を大切に生きていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
文/岩下 カナコ
イラスト/sawawa
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