医師「むくみ・かゆみに注意」実は腎臓が原因かも?腎臓が弱ると現れるサインと予防法【医師解説】
年を重ねると、筋力や体力の低下を感じやすくなるもの。実は気付いていないだけで、内臓も加齢とともに機能が低下していきます。特に「腎臓」の機能低下はさまざま …
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他人に相談しにくい悩みの1つに、脇汗の悩みがあります。10代のころから心の片隅で悩んでいたものの、制汗剤が手に入れやすく気軽に使えるので、お悩み解決の順位が低いままで過ごしていました。ところが、年齢が40代を過ぎると仕事、家事、育児と忙しくなり「脇汗対策にかける労力を減らしたい」と切実に思うように。これは長年にわたり脇汗対策に悩んだ結果、自分に合う治療法と出合った体験談です。
私の制汗剤との付き合いはおよそ30年。中学生のころに母親から脇汗のデオドラントを勧められ、家に制汗スプレーが常備されるようになりました。
当時は自分の脇のにおいにあまり自覚がなかったものの「周りの友だちも使っているしな」と、体育の授業後などに、気持ちのリフレッシュのような感覚で使用。しかし社会人になり、学生時代と比べてそれなりのストレスを受けるためか、汗のにおいが強くなってきている感じがしていました。
そして食生活が、それまで実家での野菜たっぷりのあっさりしたものから、ひとり暮らしを始めたことで油っこいもの中心に変化。さらに香辛料の強いものを好むようになり、ここでも汗のにおいがキツくなったように感じ始めました。
だんだんと自分の汗のにおいが気になるようになり、お風呂上がり、朝の出勤前、夕方の仕事終わり……気が付けば制汗剤が手放せなくなっていました。スプレータイプのほか、スティックタイプ、シートタイプ、水で溶かして塗る固形タイプ、またネットで調べて自作したりといろいろな方法を試し、なんとか消せないかと頑張っていました。
40歳で出産した後、ホルモンバランスが変化したのか加齢なのかわかりませんが、体がほてって熱くなり、汗をかく量が増えていきました。
特に冬に汗をかくと蒸れるので、下着はサラッとした速乾生地のものに、アウターはスポーツタイプの放熱放湿の生地のものに変えました。さらに体温調節ができるように衣服は脱ぎ着のしやすいものを選び、脇汗パッドも付けて、日々を工夫しながら過ごしていました。
そんな中、「他にもやることや考えることがたくさんある中で、脇汗対策に時間を割くことに疲れてきたな……」と思っていたとき、脇の肌が制汗剤に負けたのか荒れてしまい、皮膚科で診てもらう機会がありました。
受診したとき「脇汗の量が多くて対策に困っている」と先生に伝えると、「イオン治療をやってみる? イオン治療だったら保険が利くから、1回1,000円くらいだよ。しばらく通院しないとならないけどね」と、思いがけない提案がありました。
手足の多汗症などで活用されている「イオントフォレーシス治療」という電気治療。私のかかりつけの皮膚科では、脇汗にも効果が見込まれると導入されていました。
この皮膚科がかかりつけクリニックになって7年が経過していて、顔見知りの看護師さんたちに脇を見せることにやや抵抗がありましたが、一時の恥ずかしさよりも「悩みの1つが解決に近づくほうがよい!」と、やってみることにしました。
脇の肌荒れが治り、イオン治療を開始。その治療は、水で湿らせたおしぼりに手のひらを密着させるように置く。もう片方の脇を、看護師さんが水で湿らせたガーゼで5分間なで続ける……。専用の機械を介して、おしぼりとガーゼの間に微弱な電流を流すというものでした。
続けて手を替えてもう片方の脇にも同じことをおこないます。それに加え、自宅での塗り薬が処方されました。
先生の見立てでは、私は「1週間に1回の通院で効果が見込まれる」とのこと。体の部位や症状の程度で、治療にかかる時間や通院頻度は変わってくるそうです。
1カ月半ほど通ったころ「あれ? 脇汗の量が減ってきてるかも? 」と、効果を実感。においが完全になくなったわけではありませんが、それでも気持ちがとても軽くなりました。
脇汗対策として手術や注射する治療方法も検討したこともあります。予算との兼ね合いで何年も見送っていました。私はたまたま近所の皮膚科でイオントフォレーシス治療に出合い、精神的にも金銭的にも無理なく通うことができ、本当に助かりました。
「におい対策はエチケットだ! 」と頑張ってきましたが、今となると自分が思っていたよりも負担に感じていたようです。脇汗対策の悩みが改善に向かうと、日常生活がとても過ごしやすくなりました。
私には合った治療ですが、その効果は個人差があるそうです。治療を続けると効果がさらに持続するそうなので、今後も時間を見つけて、治療を受けていきたいと考えています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
イラスト/サトウユカ
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