「どうして…」仕事と育児に奮闘中の私に襲いかかった謎の症状。その正体に驚がく【体験談】
フルタイムの仕事と育児に忙しく過ごしていた私は、気付けば40代後半に。ある日突然、今までにない不調が訪れました。階段を上ると息切れがし、体が異常に重く感 …
ウーマンカレンダー woman calendar
私は自分のことを精神的にタフだと思っていました。しかし40代半ばにつらい出来事が重なり、うつっぽくなってとうとう眠れなくなってしまいました。持病で通っている甲状腺内科の病院の主治医に不眠のことを相談し、処方された漢方薬で不眠が解消されて、徐々に元気を取り戻した私の体験談をお話しします。
★関連記事:37歳で不安障害を発症してどん底だった6年間。苦しみながらも克服できた理由は【体験談】
私には2人の息子がいます。長男は自閉スペクトラム症で、重度の知的障害があります。その長男が思春期に差し掛かり、イライラを私にぶつけてくるようになって、ストレスがたまっていました。
また、次男は小学5年生ですが、4歳のころから原因不明の体調不良で入退院を繰り返し、私は付き添いの日々を過ごしてきました。最近その原因が判明して、大きな手術をすることになりました。病気や手術に対して心配でたまらなくなり、知らず知らずのうちに心に負担がかかったのだと思います。
それでも「大丈夫! 私は精神的に強いはず!」と頑張ってきたつもりでした。が、そんな私に追い打ちをかけるように、フリーランスとして受けていた仕事が突然ゼロに。
仕事が急になくなるというつらい現実まで私を襲いました。これまでに積み重なった心のダメージは予想以上に大きく、とうとう眠れなくなってしまいました。
このころの私は、今思うと少しうつっぽかったのかなという気がします。大好きな音楽を聞くことさえ心が拒絶し、テレビを見て笑うこともなく誰とも話をしたくなくてふさぎ込むばかりでした。
そんな中、持病の診察があり、主治医に眠れなくなったこと、いろいろなことがあり過ぎてつらいことを話してみると、つい涙がこぼれてしまいました。
私の様子を心配した主治医が、一度飲んでみてと紹介してくれたのが「加味逍遙散(かみしょうようさん)」という漢方薬でした。「これで眠れるようになればそれでいいし、ダメなら心療内科を紹介するね」と言ってくれました。
ひとまず次の診察まで、私は加味逍遙散を飲み続けることにしました。
私の場合、加味逍遙散を飲んでみるとすぐに効果が表れました。それまでは眠くなってウトウトしても、サーッと血の気が引くような感覚に襲われて目が覚めてしまいましたが、薬を飲んだらそれがなくなり眠れるようになりました。
眠れるようになると徐々に元気を取り戻し、好きな音楽を聞けるようになり、お笑い番組で笑えるようになり、新しい仕事に応募してみようと意欲も湧いてきました。
仕事の調子が安定してくると、うつっぽい感じもなくなり元の私に戻ることができました。もしかしたら、加味逍遙散と私の相性がよかったので元気になれたのかもしれません。
子どもの悩みと仕事の悩みが重なって、心労でうつっぽくなり眠れずつらい日々を過ごしてきましたが、主治医に処方してもらった加味逍遥散という漢方薬のおかげで眠れるようになりました。
今回のことで、睡眠がいかにメンタルに影響を与えるかというのを痛感しています。加味逍遥散と出合えたおかげで、いつもの自分を取り戻せてよかったです。頑張り過ぎず、自分をいたわることもときには大切にしたいと思った体験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/おみき
★関連記事:「まさか私が…」激務で不安障害に。絶望のどん底から回復までの道のり【体験談】
あなたの体験談も教えて! 抽選でギフト券進呈
転勤族だった夫が本社務めになり、引っ越しがなくなったことで再就職しようと一念発起した私。会社の面接に向かっていたとき、義母からわが家へ引っ越してきたと爆弾発言が! さらに、昔から義...
続きを読む施設育ちで両親や親戚がいない私。結婚後、同居している義母から毎日嫌がらせを受けています。夫は助けてくれることもなく、浮気相手の家へ入り浸るのみ。しかし、それでも耐えていたのには理由...
続きを読む8歳の誕生日に娘が所望したのは、予約1年待ちという超人気店のケーキ。娘は1年間、私のお手伝いをしたり、勉強を頑張ったりしてその日を待ち望んでいました。私はそんな娘のために苦労してケ...
続きを読む寿退職後、専業主婦をしている私。義実家で同居するようになってから、幼い娘の育児と義母の介護、家事全般をすべてひとりでこなしています。夫に助けを求めても、「専業主婦なんだから当然」と...
続きを読むインスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃん宅に寄り付く野良猫のランランは、ある日、体調不良のまま行方がわから...
続きを読むフルタイムの仕事と育児に忙しく過ごしていた私は、気付けば40代後半に。ある日突然、今までにない不調が訪れました。階段を上ると息切れがし、体が異常に重く感 …
インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガ。 アラフィフのおーちゃん宅には、お盆に帰省した娘たちが夜中まで …
55歳から漫画を描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。 食事中にキョロキョロしている夫を見ては、自然とティッシュを差し出すフジ …
40代に入り、若いころのように傷がすぐ治らないなと感じることが多くなってきました。日常の小さなけがでも、完治するまで時間がかかることが増え、体の変化を感 …
ATMで現金を引き出した私。すると、引き出したはずの現金がなく……。現金が行方不明になって見つかるまでの驚きの展開をお伝えします。 ★関連記事:通帳から …
52歳になる私は、夫と2人の暮らしの専業主婦です。ひとり息子は、国内でも偏差値トップクラスの大学を卒業して有名企業に就職。私たちに一軒家をプレゼントして …
55歳から漫画を描き始めたナランフジコさんによる、熟年夫婦の生活を描いたマンガ。 フジコさんの夫は、毎朝髪を整えるとフジコさんに見せに来るのですが、ちゃ …
いつも使っている化粧品を変えたいときに、参考になったのは、コスメの有名ランキングサイトと同サイトの実店舗。そこで、実際にコスメを利用してみてその良さを体 …