「え?排水口に黒いピンポン玉!?」40代、年々抜け毛が増えていって思ったことは
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こんにちは、アラフィフヘアメイクの辻有見子です。40代からの髪型についてお届けする連載「40代からの髪型」を担当します。この連載では、オトナ女子が悩みがちな「髪質や髪型」についてお伝えします。
髪が広がるのは湿度が原因とわかっていても、ケアの方法は難しいですよね。髪がまとまらない原因は髪が水分を吸収しやすくなっているから。もともと地毛がくせっ毛や猫っ毛の方は、水分を吸収しやすく広がりやすい傾向にあります。また、外的な要因としてはカラーやパーマ、紫外線などによって髪にダメージのある方も、キューティクルが傷付いて水分を吸収しやすくなってしまいます。では、具体的にはどのような対策が必要なのでしょうか。
梅雨時に多い髪のお悩みである「髪の広がり」「トップがぺたんこ髪」「分け目がつぶれる」の3つについて、それぞれお手入れ法をお伝えします。
①髪の広がり
先ほども述べたように髪が広がる原因は湿度。そのためには、トリートメントが重要です。洗い流すトリートメントやコンディショナーに加えて、ドライヤーで乾かす前に洗い流さないトリートメントを使うのがおすすめです。夜、髪を洗ったときに余分な水分が入り込まないようにしておくだけで、朝のスタイリングがかなりラクになります。
②トップがぺたんこ髪
オトナ女子のお悩みは、トップがつぶれやすくなってくることですよね。湿気で水分を吸収した髪の重みにより、トップがよりぺたんこになってしまう場合もあります。朝のケアでなんとかしようと考えがちですが、一番大切なのは夜。洗ったあとに髪の下から空気を含ませるように、根元からしっかり乾かしておくことです。つむじの周りは髪がぱっくり割れないように四方八方からドライヤーを当てます。このときもなるべく髪をかき上げながら根元を中心に乾かしてくださいね。
③分け目がつぶれる
トップがぺたんこになると分け目もつぶれてしまいがちに。分け目は大きくずらして毛流れとは反対側から分けてダイナミックに乾かすのがコツです。右側に分け目がある場合は反対の左側から分けて乾かし、次に右側のさらに右側から分けて乾かします。ドライヤーをあまり動かさず一方向から当てていると、髪の毛がしっかり立ち上がってくれません。極端なぐらいに分け目の反対側からドライヤーを大きく動かしていろいろな方向から当てて、しっかりと乾かしてくださいね。
前髪をしっかり分けている場合、長くなってくるとどうしても髪の重みでつぶれていきます。かといって、ぱっつん前髪はオトナ女子には避けていただきたいもの。ヘアメイクの視点から見ると、ストレートのカットラインがフェイスラインのたるみや、おでこのシワを強調してしまうように感じるからです。
前髪があるとしても、柔らかくニュアンスのある前髪に。程良く分けて額を少し見せると、お顔が明るく見えますよ。前髪なしの方は、梅雨どきだけは緩くねじってふんわりとさせるラフなポンパドールにするのもおすすめです。このとき、両目の外側から少しだけ髪を下ろして、下ろした部分にオイルやバームをつけるとニュアンスが出てすてきに仕上がります。
前髪のセットの方法は
①朝、前髪の根元に水スプレーをする。
②髪を立ち上げるように髪の根元をドライヤーで乾かす。
ラフなスタイルの方はここまででも良いですが、私がヘアメイクをするときには、ブラシを使ってブローをして髪の方向をつけてから、アイロンやコテで整えて一気に水分を飛ばします。そして、ヘアスプレーをして完成です。ここまですると、かなり崩れにくくなってきますよ。
ケアの方法をお伝えしてきましたが、毎朝のドライヤーやアイロンが大変!忙しくて時間が取れない!というオトナ女子の湿気対策には、部分的にストレートパーマをかけるのも手です。部分的にするのは、オトナ女子が全体にストレートパーマをかけてしまうとボリュームがなくなり過ぎてしまうから。昔のストレートパーマのイメージは、くせっ毛を毛先までツンツンに伸ばしてしまうイメージでしたが、薬剤と技術の進歩により、今のストレートパーマは毛先に自然な丸みを残してかけることも可能です。
昔はストレートだった方も加齢とともにフェイスラインの髪や前髪にうねりが出てきやすくなります。ぜひ、美容室で相談してみてくださいね。
元の髪の状態がセルフカラーやパーマで傷んでいると、パサつきを抑えるのはなかなか難しいですよね。その場合は梅雨になる前に美容室でトリートメントをしたり、部分的なストレートをかけたり、いつものメニューを1つプラスしてみることが大切です。髪が傷んでいてもどうにかしたい場合は、アイロンを使うのが良いですよ。ドライヤーよりも簡単で短時間でツヤが出せます。
梅雨どきの湿気対策には、美容室でのケアやヘアアイロンを使うなど、プラスαのお手入れが欠かせません。ぜひ、今年の梅雨と夏をきれいな髪で過ごしてくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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