更年期の50代、やめられないおやつ&スマホを味方に!新習慣の作り方【体験談】
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更年期は、閉経を境に前後5年、10年間を指します。急激な女性ホルモンの低下や不安定な女性ホルモンの分泌から来る更年期症状、その症状が日常生活に支障を来すようになった更年期障害についての体験談を紹介します。
朝からイライラして、夫のささいなひと言にもいちいち反応する自分にもイライラ……。一体これはどうしたことだろう?と悩んでいました。ネットなどで調べてみたり婦人科の先生に相談してみたりしたら、更年期のせいかもしれないと言われました。理由がわかってホッとした一方で、どうしたらこのイライラや体の不調を治せるの?と思い、さまざまな対処法を試してみてよかったことを紹介します。
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49歳のときに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)で左の卵巣を摘出手術した後、ホルモンバランスが変わって憂うつ感などの体調の変化がありました。そこで、婦人科の先生に処方してもらったのが当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)。これを処方してもらったときはイライラが治まらず、先生に相談すると年齢的に更年期のせいもあるかもしれないと、更年期に効くという加味逍遥散(かみしょうようさん)を処方してもらいました。これを試したところ、イライラや憂うつ感などの不調もだいぶ良くなりました。
先生からは「気分転換をじょうずにするために運動も良いですよ、何か試して見てくださいね」と言われました。でも、昔から運動は大の苦手。唯一得意なのは泳ぐことなのですが近くにジムもなく、以前から興味があったのがヨガだったので自宅で教室を開いているところに行ってみました。
体験してみると、楽しくてこれなら続けられるかも?と思いましたが、面倒くさがりの性格が災いし、ヨガに通うのは思い立ったときだけになりました。そこで、もっと手軽にできることはないかな?と思って、加味逍遥散の服用は続けつつサプリを試してみることにしました。
更年期で検索すると多くの種類のサプリがあるので、どれにしたらよいかな?といろいろなサプリなどを試してみましたが、どれも1週間ほど飲んでもいまひとつピンとくるものはありませんでした。
そこで、ネットでよく見る大塚製薬の「エクエル」を試してみることにしました。「エクエル」は、エストロゲンとよく似た働きをする大豆イソフラボン由来のエクオールを取ることができるサプリだそう。112粒入り4,320円(税込み)でお値段はちょっとお高めでしたが、「これで、このイライラが治まるなら安いかも」と思って購入して毎日朝飲み始めました。
すると、3日ほどするとイライラしなくなったのです! やっと出合えた!と思いました。精神的な不調は人にはわからないので、ただ不機嫌な人だと思われるのもつらいし、本当に治まってうれしかったです。
でも、やはり私にはお値段的にちょっと高めかなと思ったのでお値段がお手ごろなイソフラボンのサプリを試してみましたが、3日もするとイライラモードに逆戻り。やはり「エクエル」は私には合っていたのではないかと思い、「エクエル」に戻したら不調がすぐに治まり、やはりこれだわ! もう浮気はしません!と誓いました。
そして、引き続きヨガも1年ほど週1回通っていたのですが、黙々と体を動かすヨガが物足りない気がしました。もう少し、心が華やぐようなものがないかしら?と思っていたところ、近郊の町の施設で1枚のチラシをゲットしました。
そこには、フラダンス教室の案内が書かれていました。体験レッスンをしてみると、優雅な印象とは違って意外とハードなことがわかりました。でも、きれいなパウスカートをはいて踊るフラダンスは心も踊る気分で、楽しくて仕方なくなりました。
心が癒やされるようなハワイの音楽も決め手となって、ヨガをやめてフラダンス教室に通い始めました。習い事がなかなか続かないのですが、これだけは長く続いています。年齢に関係なく続けられるから今後のライフワークになりそうです。
今のところ終わりの見えない更年期ですが、いつか終わりが来るからできることで対処して楽しく過ごしていきたいと思って、さまざまなチャレンジをしてみました。その過程も新しいことを知るきっかけになりとても楽しかったです。これからも新たな自分を発見しながら、人生のハードルを軽やかに乗り越えていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
イラスト/山口がたこ
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