美容師「やめるのもありじゃない?」白髪リタッチが限界の私が50歳でグレイヘアを実現した話
目次 1. リタッチに要する時間とサロン代が苦痛 2. いっそのことヘアカラーをやめよう! 3. 生え際が気になるまだら期の過ごし方 4. まとめ 生え …
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40代になると、お手入れをしていても、髪が細くなってきたり、ハリやコシがなくなってきたり。髪に関する悩みが増えてきます。ペチャっとしてしまう髪、ドライヤーの際のちょっとした工夫でボリュームアップできるのです。テクニックを以下にまとめました。
正しい乾かし方の順序:
まず、タオルでしっかり水分を取ります。このひと手間で仕上がりが変わりますので、速乾タオルなどを使って、タオルドライをおこないましょう。
次にドライヤーです。髪をドライヤーの熱から守るためにヘアオイルやミストなどを髪全体になじませてから乾かします。頭皮全体を80%程度乾かし、その後、毛先に移ります。
髪が乾いたら、冷風を当てます。冷風は頭皮から毛先に向かって当てることがポイント。こうすることにより、髪のツヤが出てスタイルが長持ちします。
ボリュームを出すテクニック:
• 髪を前に倒し、根元からしっかり乾かします。少し乾いてきたらパドルブラシ(ブラシ面に空気穴があるクッション性がきいたブラシ。一般的にスクエア型の大判のものが主流)で持ち上げながら乾かします。
• サイドの髪は、反対側に引っ張りながら乾かすとボリュームが出ます。自然な流れを作ることで顔の輪郭がソフトに見えます。
注意点:熱ダメージを防ぐため、冷風を適度に使用しましょう。
ボリュームアップには、「しっかりとタオルドライ」「髪の毛の流れに逆らうようにドライヤーを当てる」のがポイントです。全体的に乾かすときも、髪の毛の流れとは逆方向に軽く引っ張りながら乾かしていくと、根本が立ち上がりやすくなりボリュームアップ効果が期待できるのです。最後に、冷風を当てることを忘れないようにしましょう。
フェイスラインのまるみや二重あごが気になるといっても、同じ悩みを持つ人すべてが同じ髪型が似合うわけではありません。髪質やもともとの輪郭など、それぞれに違いがあります。そこでポイントをご紹介いたします。
クセ毛対策:
• 顔周りにレイヤーを入れて軽さを出し、自然なウエーブを生かします。ただし、クセが強い場合は、レイヤーを入れるとかえって髪の収まりが悪くなる場合があります。その場合はレイヤーを入れずにオイルをつけてクセを生かしたスタイリングにするものよいでしょう。
• ストレートアイロンで根元だけを軽く整えるのもおすすめです。
細い髪のボリュームアップ法:
• 軽いレイヤーを入れ、根元にボリュームを出すカットを心がけます。
• パーマで髪全体に適度なウエーブを作り、軽やかな動きとボリューム感を演出します。
太い髪の扱い方:
• 髪の内側を軽くすいて、外側に重さを残すことで自然な仕上がりに。特に顔周りの髪を軽くすることで顔の輪郭をシャープに見せます。
• 毛先をコントロールし、重さを軽減します。
丸顔:フェイスラインの丸みをカバーしつつ、縦のラインを強調するスタイルがおすすめ。サイドの髪を耳にかけるのも〇。
①サイドパートの前下がりボブ
あごのラインより少し長めの長さで、縦のラインを強調する前下がりのラインを作ります。
サイドパート(横分け)にすることで、縦のラインを強調し、顔を細く見せます。
毛先を内側に軽く巻くことで、フェイスラインをソフトにカバーします。
②レイヤーたっぷりのミディアムレングス
顔周りに軽いレイヤーを入れ、フェイスラインを自然にカバーします。
全体的にレイヤーを入れることで、髪に動きが出て顔周りがすっきり見えます。
肩下くらいの長さにすることで、首元にボリュームが出て顔との対比が生まれます。
③サイドバングのショートボブ
サイドに流れる長めの前髪で、顔の横幅をカバーします。
耳にかけられる長さにすることで、顔周りをすっきりと見せられます。
トップにボリュームを出すことで、顔の縦のラインを強調します。
④ゆるふわパーマのセミロング
顔周りに柔らかなカールを作ることで、フェイスラインをぼかします。
全体的に緩いウエーブをつけることで、髪に立体感が生まれ、顔が小さく見えます。
肩下の長さにすることで、首元にボリュームが出て顔との対比が生まれます。
【ポイント】
・顔周りに適度な動きや軽さを出すこと
・フェイスラインの丸みをソフトにカバーすること
・縦のラインを強調して顔を細く見せること
・トップにボリュームを出して顔の形をバランス良く見せること
面長:ひし形シルエットを意識したレイヤースタイルや、あごのラインでカットしたボブなどが効果的。
①ソフトレイヤーのミディアムボブ
あごのラインで切りそろえ、ひし形シルエットを意識したカットにすると面長の印象を弱めつつ、フェイスラインの丸みをカバーできます。
顔周りに柔らかなレイヤーを入れるとさらに効果的。
毛先を内巻きにすることで、やさしい印象を作り出します。
②サイドバングのショートヘア
サイドに流れる長めの前髪で、額の広さをカバーします。
耳上から耳下のショートヘアで、耳より上あたりが広いひし形シルエットにすると面長感が弱められます。横幅を強調します。
襟足をやや長めにすることで、首元にボリュームを出し、顔との比率を調整します。
③フェザーバングのロブ(ロングボブ)
軽いフェザーバングで額の広さをカバーし、顔の長さを軽減します。
肩上くらいの長さで、顔の縦長さとバランスを取ります。
サイドの髪を顔に沿わせることで、二重あごをさりげなくカバーします。
④ウエーブのあるセミロングスタイル
全体的に緩やかなウエーブをつけ、髪に動きを出します。
顔周りの髪を内巻きにすることで、フェイスラインをソフトにカバーします。
トップにボリュームを出し、顔の長さを相対的に短く見せます。
【ポイント】
・髪のボリュームが下に行かないように耳より上くらいの位置が広いひし形シルエットにして、インナーラインを縦長に見せること
・フェイスラインをソフトにカバーすること
・適度な量感を出して、顔との比率を調整すること
・顔周りに動きを出し、柔らかな印象を作ること
ベース型:トップにボリュームを出し、サイドはすっきりさせるスタイルが◎。
①ソフトレイヤーのミディアムスタイル
あご下から肩上の長さで、顔の下部にボリュームを出します。
顔周りに柔らかなレイヤーを入れ、フェイスラインをぼかします。
サイドの髪を内巻きにすることで、顔の横幅を自然に広げます。
②サイドパートのボブスタイル
あごのラインからあご下の長さで、顔の下部のバランスを整えます。
サイドパートにすることで、トップのボリュームを抑えます。
毛先を外ハネにすることで、髪が左右に揺れる部分の面積が増え、その面積では挟まれた顔の部分を細く見せる効果があります。
③フェザーバングのロングレイヤー
軽いフェザーバングで額の広さをカバーします。
肩下の長さで、全体的にレイヤーを入れて軽さを出します。
顔周りの髪を前に持ってくることで、フェイスラインをカバーします。
④ひし形ショート
全体的に緩やかなウエーブをつけ、柔らかな印象を作ります。
顔周りに短めのレイヤーを入れ、フェイスラインをぼかします。
肩上から肩下の長さで、顔の下部にボリュームを持たせます。
【ポイント】
・顔の下部にボリュームを持たせること
・フェイスラインをソフトにカバーすること
・トップのボリュームを抑え、サイドや後ろにボリュームを出すこと
適切なカラーを選ぶことで、顔の印象を若々しく、そしてシャープに見せることができます。以下に、ヘアカラー選びのガイドラインを紹介します。
肌のトーンに合わせたカラー:
・イエローベース(暖色系)の肌色:ゴールデンブラウンやキャラメルカラーなどの暖かみのある色調を選ぶと、肌の色と調和して顔全体を明るく見せます。
・ブルーベース(寒色系)の肌色:アッシュブラウンやココアブラウンなどの冷たみのある色調を選ぶと、肌になじんで顔の輪郭をシャープに見せます。
年齢に合わせた明るすぎないカラー:
40代の女性には、落ち着いたミディアムトーンのカラーが適しています。明るすぎるカラーは顔のシワや肌のトラブルを目立たせることがありますので、自然なトーンを選ぶと良いでしょう。
・ミディアムブラウン: 自然なブラウン系は、顔の輪郭を柔らかく見せ、フェイスラインを引き締めます。
・ダークチョコレート: 深みのあるブラウンは、顔全体を引き締める効果があり、二重あごを目立たなくします。
白髪染めとファッションカラーの使い分け:
• 白髪と自然な髪色をミックスさせたハイライトで立体感を演出。グレイカラーを取り入れ、自然な印象に仕上げるのもトレンド。
•フェイスラインに沿ってハイライトを入れると、顔周りが明るくなり、輪郭がシャープに。ローライトを入れて、立体感と若々しさを演出。
・肌のトーンに合わせたカラーを選ぶ: イエローベースには暖かみのあるカラー、ブルーベースにはクールなカラーが合います。
・明るすぎない自然なトーンを選ぶ: ミディアムブラウンやダークチョコレートなど、落ち着いたトーンが適しています。
・ローライトとハイライトを活用: 髪に立体感を出し、顔の輪郭を引き締めます。
・グラデーションカラーを取り入れる: バレイヤージュやオムブレで髪に自然な動きを出します。
・グレイヘアを自然に取り入れる: グレイミックスやグレイカラーで自然なスタイルを保ちます。
どうしても加齢とともに気になるフェイスラインの丸み。若いころのシャープさはすっかり影を潜め、全体的に丸みを帯び、知らないうちに二重あごに。顔痩せといっても一朝一夕に成果は出てきません。
でも諦めないで。髪型を少し工夫するだけで印象は変えられるのです。
髪型を変えたり、ヘアカラーを変えたり、ドライヤーの使い方1つで、雰囲気が変わるのですから、今日からチャレンジできるでしょう。髪を変えるだけで、隠したいところが隠せるだけではなく、なんとなく印象が変わるので気持ちも変化するのではないでしょうか。今までとは違った装いをして、違ったメイクをする……、ほかのたくさんの楽しみが増えることで、ステキな時間の過ごし方ができること間違いなしです。お悩みを解消するともっともっと、違うプラスが見えてきますね。
イラスト/マメ美
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