「運動前の食事はNG!?」脂肪燃焼効率がアップする賢いダイエット術【医師解説】
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50代になり、体のラインが崩れるのは仕方がないこととあきらめていた私。でも、キレイなボディラインをキープしている人もいます。どうやらその差は下半身の筋肉の鍛え方にあるそう。『アンジエイジ・インスパ たるまない体は下半身でつくる』(著者/Micaco 青春出版社 1400円+税)で紹介されているエクササイズを実践してみました。
『アンジエイジ・インスパ たるまない体は下半身でつくる』によると、50代以降に体型が崩れるのは体幹や骨盤周り=下半身の筋肉が衰え、姿勢を保つための骨を支える力が不足してしまうためとのこと。特にこの年代は筋肉の繊維が細くなり、女性ホルモンの減少で脂肪も付きやすくなるため、丸みを帯びた体型になりがちだそうです。
本の中に下半身の筋力レベルをチェックする項目がありました。私が当てはまったのは以下の項目です。
●立ったまま靴下がはけない
→<私の場合>左側がはけない
●あお向けに寝て膝を立てた状態で、勢いをつけずに上体を起こせない
→<私の場合>手を床につけないと起き上がれない
●壁に背中を付けて立つとき、頭・肩甲骨・おしり・かかとのどこかが壁から離れる
→<私の場合>かかとが離れてしまう。普段猫背で丸まっている肩が妙に広がっているような違和感がある
この結果から正しい姿勢ができていないこと、ロコモ※予備軍の可能性が高いことがわかりました。ショック! さらにバッグを同じ側にかけがち、パソコンやテレビに向かうとき真正面ではないことから、骨盤がゆがんでいる可能性も高いみたいです。
※ロコモ:ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の通称。骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、「立つ」「歩く」といった機能(移動機能)が低下している状態のこと。
※参考 ロコモONLINE:日本整形外科学会公式
また、私は猫背でおしりの幅が広く平らな「骨盤後傾タイプ」で、骨盤を支えるインナーマッスルを鍛えて骨盤を立てると正しい姿勢が保持でき、体全体の動きが良くなるとありました。
本で紹介されているエクササイズの中でも、まずは本で紹介されている基本の2種類を試すことにしました。
①ペットボトルつぶし
両膝の少し上に500mlサイズのペットボトルを挟み、かかとを上げておしりを締めるを10回。10回目におしりを締めたまま10秒間キープする。
②バレリーナ・スクワット
両足をクロスさせ、つま先とかかとが平行になるように立ち、おしりが真っすぐ下になるように屈伸する。5回目に足が伸びた状態で5秒キープする。
①②のエクササイズをするのは1日1分ずつ。これを2週間続けました。とはいえ、最初は本当に大変でした。特にバレリーナ・スクワットは平行に立つだけでしんどい。屈伸するといっても前かがみになりがちなので、“おしりをそのまま下へ落とすこと”を意識しました。そして回数は気にせず、1分やり続けることを目標に。エクササイズをする時間帯はまちまちでしたが、朝起きて1時間後くらいが多かったです。なぜなら体が動き始め、テレビに時刻が表示されているから。それを見て1分だけおこなえばいいと念じながら取り組んでいました。
本で紹介されているエクササイズは、すべてアンチエイジ・インスパ(=アンジエイジ・インスパイリングの略)と呼ばれています。これは、骨盤周りの筋肉を鍛えて骨盤を正しい位置に戻し、ダイエットとスタイルアップを目指すもの。インナーマッスルと呼ばれている外からは見えない大腰筋や骨盤底筋など、下半身の筋肉を鍛えることで骨盤が立ち、内臓が上に上がり、正しい姿勢とぼっこりおなかが解消できるとあります。股関節周りが柔軟になり、太ももの付け根の外側を押して触れる大転子という大腿骨の一部が適正な位置に収まることで、ぼてっとした腰周りがシュッとしてボディラインがキレイに。そして下半身の筋肉が付くことで基礎代謝が上がり、やせやすくなるんだそうです。
とにかく3日坊主にならないよう、自分を奮い立たせておこなった2週間。最初は1分で2~3セットをひーひー言いながらこなしていましたが、次第に負担なくバレリーナ・スクワットのおしりを落とす動きができるように。そして、本当にうれしいことに、2週間後にはサイズオーバーで眠っていたパンツをはけるようになりました~! やったー!!
腰周りはスッキリしましたが、私がおこなった2週間に体重の変化はほとんどありませんでした。だって、わずか2エクサイズ×1分ですもん。本にも書いてあるように、回数にこだわるより“ゆっくり丁寧に”を心がけていましたから。とはいえ、2週間後にはエクササイズをすることが、それほどしんどくなくなっていました。どうやら骨盤が正しい位置に調整され、腰周りがスッキリしたみたいです。
気を良くした私は、本で紹介されている何かをしながらでもできる「ながら系のプチ・インスパ」も試してみることに。電車の中でもできる、座ったときに背筋をピンと伸ばしてかかとを少しあげる筋トレを実践。正しい姿勢がますます簡単にできるようになりました。
正しい姿勢を取ることの重要さ、それは下半身を鍛えることで実現することが実感できました。心なしか背筋がピンとすることで、気持ちも前向きに。やる気もアップしたように思います。実は椎間板ヘルニアを患っている私。エクササイズができるか、続けられるか不安でしたが、簡単で負担をかけずに続けることがきました。スッキリした腰周りを維持できるようにこれからもアンチエイジ・インスパを続けたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
Micacoさんプロフィール
1967年生まれ。ボディライン・アーティスト。自身の17㎏もの産後太りの経験から、独自の骨盤矯正メソッド「インスパイリング・エクササイズ」を考案。主婦・OL・妊産婦を含む多くの女性たちを対象にレッスンやセミナーを実施。女優・モデル・タレントのパーソナルトレーナーとしてもボディメイキング指導にあたる。近著に『いくつになってもキレイが続く大人の美常識』、『脱・オバサン顔!1分間毒出し顔トレ』『アンチエイジ・インスパたるまない体は下半身でつくる』など累計55万部突破。
Instagram:@micaco_s 公式サイト:Micaco オフィシャルサイト
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