「あなたたち、誰?」コロナ禍で失われたのは、かけがえのない大切なものだった【体験談】
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2021年に乳がんが判明し闘病を続けている、こほこさんの体験を描いたマンガを紹介します。
浸潤性小葉がんが見つかり、右胸の全摘と同時再建手術をおこなったこほこさん。経過は順調で、退院に備えていろいろなことを看護師さんから教えてもらったそう。
★関連記事:「スッキリ!」全摘手術した右胸の管を抜いたら体が軽い! #乳がん絵日記 18
手術から10日。術後すぐはあまりなかった食欲も回復し、病院食を完食できるようになっていました。
傷口については一部が壊死しているものの、おおむね良好で順調に回復していました。
術後は右胸と左太ももを体液パックにつなぐ管が出ていて、シャワー浴びられませんでした。なので、看護師さんが洗髪と体拭きを1日ずつ交互にしてくれていました。
術後8日目に右胸の管が抜けて、術後10日目になるとそろそろ左太ももの管も抜けそうな感じ。近々退院という雰囲気になっていました!
そこで、自分で髪を洗う練習を始めました。左手でシャワーヘッドを持ち上げて、右腕はあまり上げないよう届く範囲で頭を洗う。
右腕を上げていいのは90度まで出そうで、頭を動かしながらなんとか洗髪! ドライヤーも左手で持ちあげて髪を乾かしました。
久しぶりに自分で思う存分頭をガリガリできてとてもスッキリしました!!
洗髪の後は胸の傷口に薬を塗る方法を教えてもらいました。
前日に形成外科の先生からも傷口の処置について教わっていましたが、改めて看護師さんから右胸の薬の塗り方や左太ももの包帯の巻き方を教わりました。
自分の指先はバイ菌ついてるから薬は直接指で取らず、ガーゼに塗ってそのガーゼを傷に被せてテープで止める。テープは予め必要な長さに切っておくとすぐ貼れて良いのだそう。
テープやガーゼは病院の売店に売っているそうなので、退院の日に売店で買って帰ることにしました。近所のドラッグストアではテープがあったりなかったりするので、病院の売店で買いだめしました(笑)。
術後11日目のこの日は退院の前日でした。いつものように夜明け前に起床して、コーヒーを飲んだりしてゆっくりとした朝を過ごしていました。
そしてこれもまたいつものように近くの部屋からナースコールの音が聞こえてくる。ここの病院のナースコールは「ミードーミードー」という感じの落ち着いた音色でした。
入院初日は就寝後に聞こえてくるのが気になっていましたが、毎日聞いてたら小鳥のさえずりか虫の音かというくらい耳になじんでいました(笑)。
右胸の再建は左太ももの組織を使っておこなったので、左太ももにも傷があり生活に少しだけ支障がありました。しかし術後11日目になると、傷の引きつれもマシになりしゃがめるようになっていました。
私は毎週日曜日に体重測定をしており、この日は体重測定の日。1週間前の手術直後の測定では、急に3kgくらい増えていたのですが、元の体重に戻っていました。
やっぱりむくみがひどかったのかな? と思いました。
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自分の手で頭を洗ってスッキリしたというこほこさん。けがなどで思うように洗髪ができないとなんだかもどかしいですよね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。
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