
パーソナルトレーナーや整体師の資格を持つみっこさん。YouTube「40代からの動ける体チャンネル」で、運動が苦手でも簡単にできるエクササイズを多数紹介しています。中でも下腹ぽっこりに効く「みぞおち剥がし」エクササイズはあっという間におなかがへこむと話題沸騰中! 今回は、そんなぽっこりおなかを解消するエクササイズ「みぞおち剥がし」の方法を詳しく解説します!
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みぞおちの状態をチェック!


エクササイズを始める前に、まず自身のみぞおちがどういう状態かチェックしましょう。
みぞおちは、肋骨下のくぼんでいる部分のことを指します。みぞおちとおへそをギューッ近づけたあと、できるだけ離すように伸ばします。
このとき、伸ばしにくかったりおなかが痛かったりする方はみぞおちが硬くなっている証拠。硬くなっている場所に脂肪がたまっておなかがぽっこりしてしまうのです。
というのも、みぞおちの下は脂肪・筋膜・筋肉の順で層になっています。真ん中にある筋膜が前後の脂肪や筋肉にくっつくことによっておなかが縮んで伸びにくくなり、脂肪がたまるのだとか。

また、みぞおちが硬くて伸びにくい人がなりがちなのが猫背。
猫背は、肩甲骨が開いて前屈みになってしまっている状態のため、首が肩よりも前に傾いています。すると首や肩に負担がかかり、肩凝りの原因になってしまうのです。
猫背になることによって腹筋が緩み、おなかがぽっこりとなりやすくなってしまうのだそう。
そこで、みぞおちを簡単に伸ばせるようになることこそ、ぽっこりおなかを解消するポイントなのです!
「つまぷる」をやってみよう

みぞおち剝がしエクササイズは、みぞおち部分のお肉をつまんで動かす「つまぷる」という方法でおこないます。
「つまぷる」はみっこさんが考案した筋膜を剥がすエクササイズ。さっそくその方法を見ていきましょう!
まず、みぞおちのお肉を親指と人差し指でつまみます。背中を丸くしてからみぞおちのお肉を寄せてからつまむのがコツ。
脂肪だけではなく、筋膜も一緒につまめるようにお肉をできるだけ多くつまみ、上下に動かしてみましょう。

みぞおちだけでなく、おなか左右のお肉もまんべんなくつまんで上下に動かします。

みぞおちのお肉はつまみにくいので、やりにくい方はつまみ方を変えてみましょう。正面や横からつまんでみて、自分のつまみやすい方法を見つけてください。
爪が短い方は、指先を使って正面からつまむのがやりやすいのだそう。

爪が当たって痛いという方は、横から。脂肪が多い方もこのつまみ方がおすすめです。

最もやりやすい方法は、人差し指を曲げて親指と挟むつまみ方。

それでもお肉がつかめない方は、肋骨からできるだけ多くお肉を集めてつまみましょう。
みっこさんいわく、スペアリブのお肉を骨からはがすイメージをしながらつまむとやりやすいかもしれないとのこと。

つまんで動かすのがやりにくいという方は、おなかを丸めながら肋骨の下を指の腹で押し、ゴシゴシこするように上下に動かします。押してみて硬いと感じる部分は筋膜なので、意識してゴシゴシしましょう。
自分のやりやすいつまみ方でできるだけ多くお肉をつまみ、まんべんなく上下に動かすことが大切です。動かせば動かすほど、筋膜がどれだけくっついているかがわかるはず!

お肉をまんべんなくほぐせたら、最初のときよりもお肉がつまみやすくなります。そうなったら、最後の仕上げ。
おなかの肉のつまんだままつまめなくなるまでおなかを伸ばします。つまんで伸ばす工程を数回繰り返したら、つまぷる終了です。
つまぷるを終えたら、再度みぞおちチェックをしてみましょう。
エクササイズをする前より可動域が広くなっているはず。なんならおなかに縦線まで入るかも!? 指で押してみて硬いところを念入りにほぐすと、より効果が得られますよ。
みっこさんによると、つまぷるは1日5分でもいいから自分の無理のない範囲で毎日続けることが大切なのだそう。