
私は長年“ババアファッション”の書籍を制作してきました。そこで知り合ったヘアメイクさんに昔、「45歳を過ぎるとそれまで“老化”を感じていなかった人ですら感じるようになる」と聞いたことが。見事45歳を過ぎると重力に負け始め、皮膚がたれ、顔の凹凸がなくなってきました。
ツヤとハリもなくなり、血色もダウン! だからこそメイクの力を借りて再生させるべく、おばさんの執念で探したテクいらず、お金いらずでできるメイク用品をご紹介します!
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簡単!眉マスカラで眉をなでるだけ

今、世の中には美容情報もコスメ情報もあふれています。しかし、雑誌に載っているアラフィフコスメなど高くてとてもじゃないけれど買えません! アラフィフと言ったらまだまだ家のローンに車のローン、子どもの学費に塾代などいろいろなことでお金が出て行く世代。自分のコスメだけなどになかなかお金をかけられません。
なので私もドラッグストアで買えるコスメしか買いません。「え~! あれって女子高生が使うコスメブランドじゃない?」と言われようが、いいのです! おばさんだってウン十年前、女子高生でしたから(笑)!
それに今のプチプラコスメ、昔で言う「安かろう、悪かろう」などどこ吹く風。品質も良いので、安心して使えます。しかも、今回ご紹介する「キャンメイク カラーチェンジアイブロウ」(550円・税込み)は眉マスカラで、タレントさんや撮影現場で活躍するヘアメイクさんでも使っている人が多い名品。

本来は“アイブロウやペンシルで眉の輪郭を取ったあとで、眉マスカラを塗るのが正しい使い方。しかし、私みたいなメイクにおけるペン使いや筆使いが恐ろしいほど下手な人にとって、ペンシルや筆を使って自分の眉の輪郭をきれいに取るなんてこと、至難の業なんですね。そこで、この「眉マスカラ」1本に頼ることに!
メイク下手な私が編み出した眉の描き方をお伝えします。まずは眉ブラシ(100円ショップのものでOK)で眉毛をとかし、毛の流れを整えます。この作業、一見意味がないように思えるかもしれませんが、毛並みが整っていない眉毛にいきなり眉マスカラをつけるとびっくりするほどうまく描けないので、必ずこのとかす作業はしています。
次に眉マスカラを出し、ブラシの部分を軽くティッシュオフしたら、眉頭から眉じりに向けてなでるだけ。鏡を見ながら、“地肌を埋めるように”塗っていきます。眉頭から眉の真ん中くらいまではブラシ全体を使い、眉じりに近づくにつれブラシ先だけを使うようにすると、メイク下手の私でもきれいに描けます。