
40代に突入してから歯肉がどんどん痩せてきました。それに伴い、歯磨きするときや冷たい水を飲むときに歯がしみるように。歯科医院で相談すると、知覚過敏と言われました。そこで、歯磨剤を知覚過敏を予防するタイプに変えることで症状が激的に改善。症状が改善するまでの様子をお伝えします。
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だんだん歯肉が痩せて歯がしみるように

歯がしみるようになった理由を調べてみると、歯肉が痩せることによって象牙質が露出してきたようでした。定期健診で歯ぎしりやブラッシング圧が強いことを指摘され、毛先の柔らかい歯ブラシに変えたりしましたが、歯肉の痩せは止まらず。
歯科医院の先生によると、歯肉の痩せを止めるのは、口の中の別の部分から粘膜組織を取ってきて移植するしかないとのこと。移植手術を受けるほどの気力も体力もないので、とりあえずは歯がしみるのを抑えて、歯肉の痩せについては様子を見ようと思いました。
知覚過敏対策として歯磨剤2種類を試してみた

歯科医院でサンプルをもらったことがきっかけで、「シュミテクト 歯周病ケア」をスーパーで買いました。4カ月ほど継続して使うと歯はしみにくくなりましたが、私の場合、喉が不調のときにこの歯磨剤の粉っぽさでむせることが。そのため、他の歯磨剤も使ってみたいと思うようになりました。
知り合いの歯科衛生士からライオンの「チェックアップ スタンダード」は研磨剤が少なくて良いと教えてもらい、歯科医院で購入。最初は味が薄く泡立ちも悪いと感じて、スーパーでよく売っている歯磨剤と比べて物足りなさを感じました。ただ、粉っぽくないのでむせる心配は減少。そして、約1年間使い続けていたら物足りなさはなくなりました。
「シュミテクト 歯周病ケア」も「チェックアップスタンダード」もフッ素濃度が同じ(1450ppm)でした。痛みを感じるのは、どうやら歯を構成している象牙質という部分に存在する象牙細管という管がなんらかの原因で露出してしまうからで、フッ素にはその象牙細管の露出部を塞ぐ(再石灰化)作用があるようです。私の知覚過敏も、高濃度のフッ素入り歯磨剤のおかげで改善したのかなと思っています。